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米CME、来月6日にマイクロイーサリアム先物をローンチ予定|米ジェネシス社、レポートでビットコイン需要の減少傾向を指摘

本日2021年11月5日(金)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は7,000,000円前後(時価総額:約132.28兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて50,000円安い水準です。
ビットコインは、日本時間5日午前3時過ぎにかけて60,800ドル付近へと軟調に推移しました。現時点では62,000ドル付近に落ち着いています。

本日の記事では、米CMEが来月6日にマイクロイーサリアム先物をローンチする予定との話題や、米大手OTCサービスプロバイダーのジェネシスが、レポートでビットコインの需要減少傾向を指摘したことに関する話題を取り上げたいと思います。

【1】米CME、来月6日にマイクロイーサリアム先物をローンチ予定

世界最大級のデリバティブ市場とされるシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)は2日、来月にもマイクロイーサリアム先物取引をローンチする予定であることを発表しました。

今年2月にローンチしたCMEのイーサリアム先物では、最小ロットが50ETHと大口投資家や機関投資家を主な顧客としていましたが、今回発表されたマイクロイーサリアム先物取引の最小ロットは「1/10のETH(0.1ETH)」となります。
この小口化されたマイクロイーサリアム先物取引のローンチにより、個人投資家らによる少額の投資も可能となり、これまでよりも多くの投資家を市場に呼び込み、仮想通貨デリバティブ市場を拡大する狙いもあるようです。

CMEのオルタナティブ投資商品責任者ティム・マコート氏は、「今年2月のイーサリアム先物の導入以来、特に機関投資家の間でこれらの出来高は着実に増加している。同時に、イーサリアム価格は先物が導入されてから2倍以上に上昇している」とコメント。マイクロサイズの先物取引の需要にも期待を寄せいています。

なお、マイクロイーサリアム先物取引は、CFTC(商品先物取引委員会)の審査承認を経て、12月6日に取扱いを開始する予定となっています。これに先立ち今年5月に取引を開始したマイクロビットコイン先物取引は、これまでに270万枚以上の取引が行われており、マイクロイーサリアム先物取引への需要にも注目が集まります。

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【2】米ジェネシス社、レポートでビットコイン需要の減少傾向を指摘

米大手OTCサービスプロバイダー「Genesis Global Trading(ジェネシス・グローバル・トレーディング)」は、2121年第3四半期(7月~9月)における投資家のビットコイン(BTC)需要が減少傾向にあったと分析するレポートを発表しました。

レポートでは、ビットコインの需要が減少した要因として、中国での取引禁止措置など各国で業界の制度化が進み、現物市場と先物市場の価格差を狙った裁定取引が大幅に減少したことや、これまでビットコイン現物を上回る価格で取引されていた米大手仮想通貨投資会社グレイスケール・インベストメンツのGBTC(グレイスケール・ビットコイン投資信託)のプレミアムが消滅し、今年2月以降マイナス(ディスカウント)状態が継続するなど需要が減少したことを指摘。その上で、市場の様子を見ながら投資を行うトレーダーにとって、ビットコインは投資対象としての魅力が低下したとの見方を示しました。

また同レポートでは、機関投資家の関心がイーサリアム(ETH)やDefi(分散型金融システム)関連銘柄へ移行したとの見方も示した中、NFT(ノンファンジブル・トークン)など、ブロックチェーン関連技術を活用した新たなアプリケーションの構築が注目されました。ベンチャーキャピタルによるデジタル資産やブロックチェーンセクターへの投資は、2021年上半期だけで170億ドル(1兆9,300億円)以上となるなど成長を遂げています。

一方、米証券取引委員会(SEC)による初のビットコイン先物ETFの承認については、ビットコインにとって追い風となったと分析。従来の機関投資家による仮想通貨市場への参入も増加し、ビットコインの需要が回復する可能性についても言及しています。

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本日、こちらからは以上です。

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