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ビットコイン小動き⇒アルトコイン大幅高|韓国で仮想通貨巡り緊急会議

本日2017年12月13日(水)時点のビットコイン情報をお届けします。
16時頃のビットコイン価格は、1,936,000円前後(時価総額:約32.40兆円)です。

昨日の同時刻帯より1万円ほど高い水準です。
200万円台を伺う展開が続いているものの決定打に欠け、先週末の暴落では短期間で買い拾われたことから下方向にも動きづらい状況です。

CBOEのビットコイン先物はまだまだ出来高が少なく、指標価格としては使いづらいものの、より多くの人の目に触れる取引所への上場を果たしたことで、急変動する相場を一旦落ち着かせる効果があったのかもしれません。

本日の記事では、ここ数日アルトコインが大幅高となっている背景や、本日開催された韓国の仮想通貨を巡る緊急会議について取り上げたいと思います。

 

【1】アルトコインが大幅高、少し落ち着いたビットコインから資金が流れた模様

ビットコインの動きが大人しくなった中、一部の投資資金がアルトコインに流れた模様で、アルトコインはほぼ全面高となっており、特にリップル、ライトコイン、イーサリアムなどは数10%レベルの大幅高となっています。

時価総額でみれば、2位のイーサリアムでもビットコインの約20%程度となり、4位のライトコインで約6%、6位のリップルで約4%と市場規模が小さいため、ビットコインから一部の資金が流れただけで、大幅高となりやすい状況です。

仮想通貨の時価総額ランキング

  • 1位:ビットコイン(BTC) …2874億ドル
  • 2位:イーサリアム(ETH) …575億ドル(BTCの約20%)
  • 3位:ビットコインキャッシュ(BCH) …263億ドル(BTCの約9%)
  • 4位:ライトコイン(LTC) …169億ドル(BTCの約6%)
  • 6位:リップル(XRP) …117億ドル(BTCの約4%)

 

ここ最近のビットコインの急騰で、円建てやドル建てで見れば出遅れ感が、BTC建てで見れば割安感があったことから、ビットコイン相場にとりあえず一服感が出たこのタイミングで、一部のポジションをアルトコインに乗り換えた投資家が一定数出たようです。

とは言え、ビットコインも時価総額を減らしていないことから、ビットコインに新規マネーが続々と集まっている状況に変わりはなく、12月18日のCMEビットコイン先物上場など、いずれ来る次のキッカケのために、今はエネルギーを溜めている段階と言えるのかもしれません。

 

【2】韓国で仮想通貨を巡る緊急会議開催、一時1,000ドル以上急落

仮想通貨への投資人気が高い韓国において、関係省庁を招いた緊急会議が本日13日に開催され、関連措置を15日に発表すると報じられました。これを受けて日本時間午前、ビットコインは一時1,000ドル以上急落しました。

これまで日米欧より10万円ほど高い水準でビットコインが取引されていた韓国市場の下落幅は特に大きくなり、一時価格が逆転しました。

韓国では9月末、中国同様にICO全面禁止を打ち出したものの、仮想通貨取引そのものは禁じられておらず、来年3月までに具体的な規制案を整えるとしていました。

今回の緊急会議は、ここ最近の急騰による投資意欲の過熱ぶりや、韓国10代少年が企画したとされるビットコインプラチナの詐欺報道などが影響した可能性があります。

jp.reuters.com

 

その後、韓国当局が仮想通貨全面禁止の噂を否定したことから、相場は落ち着きを取り戻しました。
韓国・金融委員会の代表Choi氏は、明確な法的根拠なしでは取引禁止は実現不可能としており、今回厳しい規制が導入される可能性は低そうです。

一方、韓国最大の取引所Bithumbでは、口座開設に際して実名の登録を必要とせず、スマホアプリで誰でも簡単に取引できる状態となっていることから、厳格な本人確認などを求められる可能性は十分あります。

仮に今後、韓国において仮想通貨取引が制限されることとなった場合、ビットコインよりも、韓国ウォン建ての世界シェアが高いリップルを始めとするアルトコインの方が大きな影響を受ける気がします。

ビットコインの24時間取引分布

【12月13日16時現在】円建て43%、ドル建て33%、韓国ウォン建て8%、ユーロ建て5%

 

リップルの24時間取引分布

【12月13日16時現在】BTC建て47%、韓国ウォン建て22%、ドル建て22%、ユーロ建て6%

 

本日、こちらからは以上です。

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。