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格付けはイーサリアムが今回最高の「B」|金とビットコインは逆相関か

本日2018年1月25日(木)時点のビットコイン情報をお届けします。
15時頃のビットコイン価格は、1,275,000円前後(時価総額:約21.45兆円)です。

昨日の同時刻帯より9万円ほど高い水準です。
韓国の取引規制を警戒するムードが和らぎ、日本時間1月23日午後8時台に10,000ドル割れを記録して以降、じわじわと値を切り上げる展開が続いています。

本日の記事では、昨夜発表された米格付機関ワイスレーティング社による仮想通貨格付けの結果と、金価格急騰の背景にビットコインの暴落があると指摘する東洋経済ONLINEの記事を取り上げたいと思います。

 

【1】格付けはビットコインが「C+」、イーサリアムは今回最高の「B」

米独立系格付機関ワイスレーティング社による仮想通貨の格付け発表が予定通り、日本時間1月24日午後11時頃に行なわれました。

「A」= excellent、「B」= good、「C」= fair、「D」= weak、「E」= very weakとする評価において、「A」を獲得する仮想通貨はなかったものの、ビットコインが「C+」、イーサリアムが今回最高の「B」と判定されました。

一方、格付け結果が一般公開された仮想通貨は例示としての5種類のみで、今回格付けを行なった全74種類の格付け結果と判定の詳細については明かされず、有料サービスへの申し込みを促す内容だったことから肩透かし感が否めませんでした。

発表時刻には普段ほぼ訪問者がいないアジア勢からもアクセスが集中してWebサイトが一時接続不能になった他、期待した発表内容ではなかったことに反発した韓国勢から大規模なサイバー攻撃があったと公式ブログで明かされています。

Korean Cyberattack Fails to Foil Crypto-Ratings Release | Weiss Cryptocurrency Ratings

 

なお、全74通貨の格付け結果はインターネット上で既に流出しており、その内容を見ると「C」が圧倒的多数で、「B」がイーサリアムなど5種類、「D」がビットコインゴールドなど15種類、「A」と「E」はゼロとなっています。

最も高い評価を得たイーサリアムは発表直後、急騰するもすぐに値を戻しましたが、本日全面高となった仮想通貨の中でも、イーサリアムを含めて「B」評価のものは一段高となっており、格付け結果が影響を及ぼしていると言えそうです。

 

【2】金とビットコインは逆相関?金価格急騰の背景にビットコイン暴落

東洋経済ONLINEは25日、金価格が急上昇している背景にはドル安やバブル警戒、漠然とした不安心理があるとしたほか、ビットコインの暴落が影響を与えていると指摘する記事を公開しました。

記事内では、昨年12月初頭〜中旬までビットコインが上昇する中、金が下落し、12月中旬以降はビットコインが下落する中、金が上昇するという逆相関性を示したグラフを紹介しています。

ビットコインと金は、通貨の代替手段としての性質が似通っていること、又、金先物やFXの利用者がビットコイン市場に流れ、投資家層が重なっていることで、相場状況に合わせて資金が行き来していると見ているようです。
確かに昨年9月以降から見てもビットコインが大幅上昇する中、金価格は下落しており、少なくともここ数ヶ月は逆相関の関係にあると言って良さそうです。

ビットコインは以前から決済通貨というより「デジタルゴールド」と捉える向きも多く、各国の規制問題が一段落してビットコイン市場が今より成熟し値動きが落ち着いてくれば、金とビットコインの逆相関性を利用したヘッジ取引などが一般的になってくるのかもしれません。

toyokeizai.net

 

本日、こちらからは以上です。

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。