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米SEC、CBOEを除くビットコインETFを全て拒否|世界3大バブルと比較

本日2018年8月23日(木)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は、710,000円前後(時価総額:約12.23兆円)です。

昨日の同時刻帯より3万円ほど安い水準です。
日本時間22日午前10時台に海外大手仮想通貨取引所Bitmexのメンテナンス時間を狙った仕手の買い仕掛けで急騰した後は、勢いが続かずにじりじりと値を下げる展開の中、米SECがCBOEを除くビットコインETFの申請を拒否すると発表したことで急落しました。

本日の記事では、米SECが3社申請のビットコインETFを全て拒否したというニュースと、ビットコインを世界3大バブルと比較したグラフを取り上げたいと思います。

 

【1】米SEC、3社申請のビットコインETFを全て拒否、残るは本命のCBOEのみ

米証券取引委員会(SEC)は22日、3社から申請されていた計9種類のビットコインETFをすべて拒否すると発表しました。
これで残るは本命とされるCBOE申請のビットコインETFだけとなりました。

今回拒否されたのは、プロシェアーズ、グラナイトシェアーズ、ディレクシオンが申請していたビットコインETFで、プロシェアーズは可否判断締切日は8月23日、他は9月中旬と伝えられていましたが、前倒しで発表されたことになります。

拒否の理由は、各社がETFの上場先に選んだNYSEアーカ取引所、Cboe BZX取引所において、詐欺や価格操作を防ぐ対策が不十分であり、ETF価格の元となるビットコイン先物市場が巨大市場であることを示していないというもので、これらは7月26日にウィンクルボス兄弟が申請するビットコインETFが拒否された理由と同じです。

本命のCBOE版も最長で2019年2月末まで判断が先送りされるとの見方が有力視される中、3社のビットコインETFが拒否されたのは、ある意味予想されたことではありましたが、市場には失望感が広がり急落要因となりました。

米SECは、ビットコインやブロックチェーン技術がイノベーションや投資として価値がないという評価をしているわけではないと強調していますが、ETFの承認に際しては、仮想通貨のカストディ(管理)業務を担う信頼できる第三者機関の整備を併せて求めているとの見方も浮上しており、ETF実現にはまだもう少し時間がかかりそうです。

jp.cointelegraph.com

 

【2】ビットコインは史上最大のバブル?世界3大バブルとの比較グラフ

ブルームバーグは、これまでのビットコインの劇的な値上がりとその後の暴落状況は史上最大のバブルとなる可能性があると、世界3大バブルと比較するグラフを作成しました。

世界3大バブルとされる、1637年のオランダ「チューリップバブル」、1720年のイギリス「南海泡沫事件」、同じく1720年のフランス「ミシシッピ計画」と比較しても、ビットコインは3年間で約60倍と上昇率が高く、他を凌駕しています。

もっとも、アルトコインでは2017年だけで約290倍となったリップル(XRP)を始め、ビットコインを大きく上回る上昇率(および下落率)見せた仮想通貨が数多くありますが、市場規模や投資家数などを考慮し、除外されたようです。

ビットコインは2017年12月の史上最高値からは約70%下落しているものの、それでも2000年にドットコムバブルが弾けてピークから約78%下落したナスダック総合株価指数の域にまだ至っておらず少し意外な印象を受けるのは、ビットコインの暴騰・暴落スピードがあまりに早く、体感速度が異なるからかもしれません。

www.bloomberg.co.jp

 

本日、こちらからは以上です。

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。