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米マイクロストラテジー、1500万ドル分のBTC追加購入を発表|米ゴールドマンサックス、BTC先物取引のトレーディングデスク再開へ

本日2021年3月2日(火)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は5,200,000円前後(時価総額:約98.06兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて300,000円高い水準です。
上値の重い展開が続いていたビットコインは、米長期金利の上昇一服やそれを受けた株高などが支えとなり、日本時間2日9時頃に一時50,250ドル台へと反発しています。

本日の記事では、米マイクロストラテジーが1,500万ドル相当のBTCを追加購入した話題と、米ゴールドマンサックスによるBTC先物取引の提供再開に関する話題を取り上げたいと思います。

 

【1】米マイクロストラテジー、1500万ドル分のBTC追加購入を発表

米企業向けソフトウエア開発会社マイクロストラテジー(MicroStrategy Incorporated)が1日、1,500万ドル(16億円)相当のビットコインを追加購入したことを発表しました。

今回、新たに購入したビットコインは328BTCで、平均取得価格は45,710ドル。これにより同社のビットコイン保有量は90,859BTCとなり、取得に投じた総額は21.8億ドル(2,330億円)に上っています。

同社は2020年8月に当時2.5億ドルで21,454BTCを購入したことを皮切りに、ビットコインの追加購入を繰り返しており、直近では先月24日に10.5億ドル分の転換社債を発行し、ほぼすべてをビットコインの購入に充てて19,452BTCを追加保有したことを発表していました。

2月の追加購入の際に「機会があれば継続してビットコインを買い増す計画」との意向を示していた中、足元でビットコイン価格の軟調推移が続いていたことを受けて、押し目買いに動いたものと見られます。

なお、これでマイクロストラテジーは、5ヵ月連続でビットコインを購入したことになります。

同社のマイケル・セイラー(Michael Saylor)CEOは、ビットコイン価格が将来的に「100兆ドル(約1京円)になる可能性がある」との大胆な見通しを示すなど、ビットコインの熱心な支持者として知られています。

そのため、同社は財務資産としてビットコインを購入する一方で、2月半ばには事業面でも仮想通貨分野への参入を計画しており、ブロックチェーン・データアナリストやブロックチェーン・データエンジニアの求人募集をしていたことが伝わるなど、ビットコインへの傾倒を強めています。

転換社債を発行してビットコイン購入する姿勢には賛否両論ありますが、すでにマイクロストラテジーはビットコイン市場でも有数のビッグプレイヤーとなっているだけに、引き続き良くも悪くもその行動に注目が集まることになりそうです。

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【2】米ゴールドマンサックス、BTC先物取引のトレーディングデスク再開へ

米投資銀行最大手ゴールドマンサックス(The Goldman Sachs Group, Inc.)が、3月中旬にもビットコイン先物取引を取扱うトレーディングデスクを再開することを計画していると報じられました。

ゴールドマンサックスは、2018年にビットコインのトレーディングデスクを設置し、先渡し先物の清算機関および取引サービスを提供していたものの、後に理由は不明ながらサービスを停止させていた経緯があります。

英ニュース通信社ロイターが情報筋の話として報道した内容によると、今回ゴールドマンサックスは、グローバル・マーケット部門にビットコインのトレーディングデスクを設置し、顧客へのビットコイン先物取引の再提供を予定しているといいます。

ただ、米仮想通貨メディアTheBlockの報道によると、ビットコイン現物に関しては、依然として顧客からの需要が低いことを理由に現時点では取り扱わない方針のようです。

その他、トレーディングデスクではブロックチェーンや中央銀行デジタル通貨(CBDC)に関したプロジェクトも担当。また、既存のカストディ企業と提携し、自国の資産の保管・管理業務を行うサブカストディアンサービスの提供も併せて検討しているようです。

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米信託銀行最大手バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(The Bank of New York Mellon Corporation)や、独銀行最大手ドイツ銀行(Deutsche Bank AG)などが年内にも仮想通貨関連事業への参入を予定しているとされる中、新たな大手金融機関の参入報道を素直に歓迎する声は多くあります。

その一方で、2018年の仮想通貨バブル崩壊を的中させたことで知られる著名テクニカルアナリストのピーター・ブラント(Peter Brandt)氏は、「我々昔の人はいつでも学んできた。ゴールドマンサックスがニッチな市場に参入したときは、資産を守る時だということを」とツイート。

その真意について、ゴールドマンサックスの参入は「彼らが顧客の身ぐるみを剥がす新たな手法を考えついたということだ」と指摘しており、投資家に警戒を促しています。

 

本日、こちらからは以上です。

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。