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ロシアが仮想通貨取引所へのアクセス遮断か|日本でICO格付け開始予定

本日2017年10月11日(水)時点のビットコイン情報をお届けします。
15時頃のビットコイン価格は、534,000円前後(時価総額:約8.88兆円)です。
昨日の価格からやや下げています。日本時間10月11日午前3時台に、55万円前後まで上昇したものの、そこから伸びませんでした。

本日の記事では、ロシア中央銀行の幹部が仮想通貨取引所へのアクセスを遮断すると述べたニュースや、モーニングスター社によるICO格付け情報、ビットコインゴールドの取引所対応見通しなどをご紹介いたします。

 

【1】ロシアが仮想通貨取引所へのアクセスを遮断か

10月10日、ロシア中央銀行の幹部が仮想通貨取引所サイトへのアクセスを遮断すると述べたことを、ロイター社が報じました。

ロシア中央銀行は9月、中国のICO全面禁止を受ける形で、ICOと仮想通貨のリスクについて警告を発しており、規制の段階が進んだ格好です。

一方、ロシアは以前からブロックチェーン技術や自国通貨ルーブルのデジタル化を熱心に研究しているとも伝えられており、現在の市場は規制しながら、国家主導で仮想通貨プロジェクトを進めていく方向となりそうです。

jp.reuters.com

 

【2】投信評価会社モーニングスター、ICOの格付けを月内にも開始

SBIグループのモーニングスター社が、今月内にも国内初となるICOの格付けを開始すると発表しました。また、仮想通貨のポータルサイトも12月までに立ち上げるとのことで、SBIの北尾社長が9月のフィンテックイベントで発表した内容の通り、グループでの仮想通貨戦略を着実に進めているようです。

※SBIグループの仮想通貨戦略につきましては、下記記事をご参照ください。

bitcoinnews.hatenadiary.jp

 

詐欺的なICOや約束通りに進まないプロジェクトが世界中で蔓延しており、海外の取引所と結託して、今後の見通しが立たない状態でも上場させるケースが見受けられるなど、ルールや法整備がないことがICOの悪用を招いています。
その結果、中国・韓国はICO全面禁止とし、各国も規制を強める方向となりました。

日本では金融庁などから具体的な指針はまだ示されていませんが、今回のモーニングスター社の取り組みで、ICOを評価・格付けするポイントが整理され、発行会社から資金調達にあたっての情報開示がきちんとなされるようになることを期待したいところです。

国内初、仮想通貨及びICOの格付け開始について(モーニングスター)|ニュースリリース|SBIホールディングス

 

【3】10月25日頃誕生予定のビットコインゴールドに不安の声も

昨日の記事でご紹介した、10月25日頃にビットコインから分裂して誕生する予定のビットコインゴールドについて、投資家の間で期待と不安、両方の声が聞かれています。

bitcoinnews.hatenadiary.jp 

ビットコインゴールドの付与期待などにより、ビットコイン価格は50万円台に到達するなど、ここ数日の買い材料として認識が広がっていますが、ビットコイン保有者に同数のビットコインゴールドを割り当てる処理を行なうことを正式に表明した大手取引所は今のところまだゼロです。

特に、日本の取引所は、2017年4月施行の仮想通貨関連法により、上場する仮想通貨を事前に金融庁に届け出する必要があることから(ハードフォークによる分裂をどこまで想定しているかは不明ですが)、情報が不足している現状、先行して動きづらい側面もあると思われます。

まだ時間はあるものの、仮にどこか1社でもビットコインゴールドに当面対応しない(ビットコイン保有者に同数のビットコインゴールドを割り当てない)ことを表明した場合、期待が一気に剥がれ落ちて急落する可能性があるため注意が必要です。

 

本日、こちらからは以上です。

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。