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サイバーエージェントビットコインがひそかに解散

本日2018年11月12日(月)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は723,000円前後(時価総額:約12.55兆円)です。

昨日の同時刻帯より5,000円ほど安い水準です。
引き続き6,300ドル~6,600ドル程度のレンジ内で低ボラティリティ相場が続いています。

本日の記事では、サイバーエージェントが仮想通貨事業の子会社を解散させたニュースについて取り上げたいと思います。

 

【1】サイバーエージェントビットコインがひそかに解散

11月9日付の官報に掲載された解散公告で、株式会社サイバーエージェントが仮想通貨取引事業を行うことを目的に設立した「株式会社サイバーエージェントビットコイン」が、10月25日をもって解散していたことが明らかになりました。

仮想通貨交換業者として新規参入を目指し、2017年10月に同社を設立していたサイバーエージェントですが、コインチェックの不正流出事件や、その後の金融庁による規制・監督の強化などを受けて登録手続きが長期化する中、登録の遅れが競争力低下につながると判断し、今年4月時点ですでに取引所事業への参入については断念することを発表していました。

その際、サイバーエージェントビットコインの卜部宏樹社長は、「独自仮想通貨を発行して、サイバーエージェントの経済圏を広げていく」として、取引所の運営から独自仮想通貨の発行に舵を切る考えを示していましたが、日本のICO市場が開店休業状態にあり、先行きも不透明な中、今回の会社解散は独自仮想通貨の発行についても断念したことの表れと見てよさそうです。

サイバーエージェントが仮想通貨事業から完全に撤退するのかは現時点では定かではありませんが、事業環境の整備の遅れがこうした判断を招いていることは間違いありません。

引き続き100社以上が金融庁への登録待ちの状態にあると言われていますが、登録審査やルール作りが遅々として進まない中、今回のような動きが拡大すれば市場の停滞に繋がる可能性もあるため、金融庁にはよりスピード感をもった対応が求められます。

 

jp.cointelegraph.com

 

本日、こちらからは以上です。

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。