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ブルームバーグ氏、仮想通貨規制の整備を提案|バフェット氏とトロン創設者の食事会、発言内容が明らかに

本日2020年2月20日(木)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は1,066,000円前後(時価総額:約19.42兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて約50,000円安い水準です。
ビットコインは2日ぶりに10,000ドルを回復し、日本時間20日2時頃に一時10,310ドルまで上昇しました。しかし、その後は急落に転じ、同6時頃に一時9,290ドルまで下げ幅を拡大。100倍レバレッジで人気を集める大手仮想通貨取引所ビットメックスで、1億5,000万ドル規模のロングポジションが清算された中、わずか5分間で600ドル以上下落する場面も見られました。

本日の記事では、米大統領選の民主党指名候補者マイケル・ブルームバーグ氏が公表した仮想通貨規制の整備案や、このほど明らかとなった毎年恒例の食事会でのバフェット氏の発言内容について取り上げたいと思います。

 

【1】ブルームバーグ氏、仮想通貨規制の整備を提案

米大統領選の民主党候補者を決める予備選挙において、有力候補のひとりに数えられているマイケル・ブルームバーグ氏はこのほど、独自の金融改革案を公表。アメリカの金融システムや消費者保護などに関する提案と共に、透明性のある仮想通貨規制の必要性や具体的な改革案が明記されたことから話題となっています。

改革案では仮想通貨市場の現状について、「仮想通貨市場は数千ドル規模になったものの、規制はバラバラで整備されていない。ビットコインやICO、ブロックチェーン技術への期待がある一方で、誇大広告や詐欺、違法行為も頻発している」と指摘。

具体的な規制については、仮想通貨監視機関の責任の明確化や、ICOに関する法的フレームワークの整備、仮想通貨犯罪からの消費者保護、仮想通貨税制の整備などが必要との見解を示しています。

なお、今回の予備選挙では当初、エリック・スォルウェル下院議員や台湾系実業家のアンドリュー・ヤン氏が、仮想通貨規制の整備や投票へのブロックチェーンの活用などを提案して出馬していましたが、思うような支持を得られず、早々に指名争いからの撤退を表明。仮想通貨にポジティブな姿勢を明確に示した候補者が不在となっていました。

一方、指名争いの有力候補のひとりであるエリザベス・ウォーレン氏は、仮想通貨反対派の急先鋒として知られているほか、ドナルド・トランプ大統領も過去に「ビットコインは価格が不安定で、資産価値の裏付けも無いに等しい」などと発言していることから、仮想通貨にはネガティブなスタンスだとされています。

日本のメディアでは、ブルームバーグ氏やウォーレン氏、バーニー・サンダース氏、ジョー・バイデン氏、さらにはトランプ大統領も含め、70歳オーバーの老兵に挑む38歳のピート・ブティジェッジ氏という構図で報じられがちですが、市場関係者にとっては仮想通貨推進派と反対派の争いが最大の関心事となりそうです。

jp.cointelegraph.com

【2】バフェット氏とトロン創設者の食事会、発言内容が明らかに

先月23日に開催された、“投資の神様”ウォーレン・バフェット氏と仮想通貨TRON(トロン、TRX)の創設者ジャスティン・サン氏との食事会で、バフェット氏がどのような発言を行ったのかがこのほど明らかとなりました。

この食事会は、バフェット氏が2000年から毎年、チャリティ・オークションの形で売り出している自身との昼食会の権利を、サン氏が過去最高額となる456万7,888ドル(約5億円)で落札したことで実現したものです。

バフェット氏は過去にビットコインを「ギャンブルの道具」「ペテン師には魅力」
「殺鼠剤を二乗したようなもの」「妄想」とこき下ろすなど、仮想通貨に対して
否定的なことで知られているため、食事会を経てバフェット氏の見解に変化が見られるかが注目されていました。

トロン財団が投稿した動画によると、バフェット氏はブロックチェーンについて、「決済の未来を変革する可能性がある」とし、従来通り肯定的な見解を示したようです。

しかし、ビットコインについては、「付加価値がない」「ビットコインではブロックチェーンの価値を反映できず、良い投資にはならない」などとコメント。そのうえで、ビットコインより土地を買った方が良いし、米ドルや株式の方が投資家を保護できるとの見解を示しています。

その他にも、「ビットコインにはトレードとしての価値はあるが、実用的な価値はない」「ビットコインでは価値の保存ができず、貝殻とほぼ変わらない」などと厳しい言葉を並べたようです。

また、次世代の若者にはビットコインは普及しないとの見解を示したうえで、「私の孫はビットコインではなく、米ドルを遺産として引き継ぎたいだろう」とも語ったとしています。

食事会でバフェット氏は、サン氏からビットコインなどをプレゼントされ、意図しない形でビットコイン保有者となりましたが、発言に変化が見られなかったことから、バフェット氏が自身でビットコインに投資をする機会はいまのところなさそうです。

coinpost.jp

本日、こちらからは以上です。

 

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