ビットコインの値動きや最新情報を、あなたに分かりやすく伝えたい

分かりやすさ重視で、技術的な説明は極力省きます。噛み砕きすぎて一部不正確だったり、解説に主観が交じったりもしますが、分かりやすさ重視のためとご理解ください。

ブラックロック、仮想通貨関連の人材募集を開始|ブルームバーグのジャーナリスト、BTC肯定派に転じた理由語る

本日2020年12月28日(月)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は2,810,000円前後(時価総額:約52.21兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて約50,000円高い水準です。
リップルの訴訟問題への警戒感などから、アルトコインを売ってビットコインを買う「アルトドレイン」の動きが見られる中、ビットコインは日本時間27日20時頃に一時28,387ドルまで史上最高値を更新。

その後は利益確定売りも出やすい中、28日6時頃に一時25,772ドルまで押し戻されたものの、下値での買い意欲は引き続き旺盛で、同10時頃には27,339ドルまで急反発しています。

本日の記事では、仮想通貨市場への参入をうかがう世界最大の資産運用会社ブラックロックの最新動向や、米ブルームバーグのジャーナリストが語った自身がビットコインに肯定的になった理由を取り上げたいと思います。

 

【1】ブラックロック、仮想通貨関連の人材募集を開始

世界最大の資産運用会社ブラックロックがこのほど、ブロックチェーン担当ヴァイス・プレジデントの募集を開始したことがわかりました。

募集要件には、業務内容として「同社製品に対する需要を促進し、企業の投資および技術製品のクライアントへの価値提案を強化するように設計された戦略を作成および実装することを求めています」と明記されています。

また、金融・財務や事業戦略などの分野での経験に加え、ブロックチェーンや仮想通貨の分野でも1年以上の経験を有していることを必要な職務経験として提示。具体的には、暗号化ハッシュ関数や分散型ネットワークメカニズム、公開鍵の暗号化、ブロックチェーンテクノロジーなどの技術基盤に理解があり、ブロックチェーンパフォーマンスにおける4つの主要な項目である速度、スケーラビリティ、プライバシー、セキュリティなどに関して分析できる人材を求めているようです。

ブラックロックは、2015年に仮想通貨やブロックチェーンについての検証を行う作業グループを立ち上げているなど、早い段階からこの分野に一定の関心を示している一方で、投資先としての不安定さや規制面への懸念などから、これまでETFの立ち上げには慎重な姿勢を示してきました。

ただ、今年12月上旬に同社のラリー・フィンクCEOは、ビットコインについて「まだテストされておらず、他のマーケットに比べてとても小さい市場だ」としながらも、「恐らくグローバルなマーケットに進化できるだろう」との見解を示しており、引き続き事業機会を探っている様子をうかがわせています。

運用資産額約7.8兆ドル(約807兆円)を誇る“ウォール街の巨人”ブラックロックがもし仮想通貨市場に参入することになれば、そのインパクトはこれまでとは比べものにならないだけに、今後もその動向には注目していきたいところです。

careers.blackrock.com

【2】ブルームバーグのジャーナリスト、BTC肯定派に転じた理由語る

米経済・金融メディア大手ブルームバーグでマクロ経済や仮想通貨に関する記事を担当するジャーナリストのエディ・ヴァン・デル・ワルト氏はこのほど、かつてビットコインに対して否定的だった自身が、なぜ肯定派に転じたのかについて語りました。

ワルト氏は、供給上限が事前に定められていることがビットコインの魅力ではあるものの、ベースボールカードやアートなど他にも供給が限定されている資産は多くあるため、それだけでは資産として長続きしないという見解を持っています。

そこには、資産として成功するうえでは価格が下落した際に投資家がどのような反応をするのかという「需要」の部分が重要で、価格が右肩上がりの時に投資をする人だけに支えられてる資産では、下落した価格が反転することはないとの考えがあります。

そのため、以前はビットコインについて、「上昇する可能性は無限大ではあるものの、最悪の場合は投じた資金を全て失う宝くじのようなもの」だと考えていたといい、2017年に仮想通貨バブルが崩壊した際には、その価値がゼロになる可能性を指摘するレポートも執筆しています。

しかし、実際には仮想通貨バブルの崩壊やコロナショックによって大幅に価格が下落しても、それを投資の好機と捉える投資家がきちんといたため市場が失われることはなく、周知の通りビットコイン価格は今年、3年ぶりに史上最高値を更新しています。

また、ワルト氏は過去3回の半減期後に価格が高騰してきたこともビットコインの強みになると指摘。「最初の半減期後の価格上昇は例外的なことだと否定され、2回目は偶然だと言われた。しかし、3回目も同じことが起きたため、この現実を無視することは歴史が示す証拠を否定することになる」としています。

ワルト氏はこうした動きを見てビットコインには需要があり、資産として長く生き残ることができると確信を持つようになったといい、「今は宝くじを買うなら、ビットコインを買った方がいいと勧めたい」とも語っています。

coinpost.jp

本日、こちらからは以上です。

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。