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米ブラックロック、現物ビットコインETFを申請|米裁判所、SECとバイナンスの合意承認を発表

本日2023年6月19日(月)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は3,700,000円前後(時価総額:約72.50兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて20,000円安い水準です。
先週末のビットコインは、日本時間17日午後3時頃にかけて26,700ドル付近へと上昇しました。現時点では26,300ドル付近に落ち着いています。

本日の記事では、米ブラックロックが米SECに現物ビットコインETFの申請書類を提出した話題や、米コロンビア地区裁判所が、バイナンスと米SECの訴訟について資産凍結の取消を合意したと発表したことに関する話題を取り上げたいと思います。

【1】米ブラックロック、現物ビットコインETFを申請

米資産運用大手「BlackRock Inc.(ブラックロック)」が15日、米証券取引委員会(SEC)に対してスポット(現物)ビットコインETFの申請書類を提出したことを明らかにしました。

同社が申請したETFの名称は、「iShares Bitcoin Trust」となり、商品ベースの信託株式として承認後に取引される予定です。
申請書類によると、「iShares Bitcoin Trustは、ビットコイン(BTC)への直接投資に伴う複雑さや運用上の負担を解消するように設計されている」と記されています。
また書類では、ビットコイン保有分のカストディアンを米仮想通貨取引所大手「コインベース」の子会社「コインベース・カストディ・トラスト・カンパニー」が務め、米信託銀行大手「バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)」が法定通貨カストディすることとなっています。
ビットコインの価格については、CFベンチマークの仮想通貨インデックスを使用し、通常の市場取引中に「少なくとも」15秒ごとに更新されるとしています。

ブラックロックによる新たのETFの申請について、金融商品比較ウェブサイト「Finder.com」の仮想通貨アナリスト、ジェームズ・エドワーズ氏は、「SECが仮想通貨に対して攻撃的な態度を取る中、ブラックロックビットコインETFを推進する意欲を示していることは非常に示唆に富む。これは、ビットコインが商品であるという地位に対する信頼を示している」と語り、「この動向が資産としてのビットコインの信頼性と、コインベースがSECとの訴訟に臨む際の自信の両方を提供するだろう」との見方を示しています。

ただ、これまでにもARKインベスト、グレースケール、フィデリティ、ギャラクシーデジタル、ヴァンエック、ヴァルキリー・インベストメンツ、NYDIG、スカイブリッジ、ウィズダムツリーなど多くの投資会社が、SECにスポットビットコインETFの申請をしているものの一度も承認を得ていません。

coinpost.jp

【2】米裁判所、SECとバイナンスの合意承認を発表

米コロンビア地区裁判所のエイミー・バーマン・ジャクソン判事は17日、仮想通貨取引所大手「バイナンス・ドット・コム」及び米国法人「バイナンス・ドット・US」と米証券取引委員会(SEC)間による訴訟について、調停会議にて合意し、バイナンス・ドット・USの資産を凍結する一時的な差止命令(TRO)を取り消したと発表しました。

バイナンス・ドット・USはツイッターで、「法廷は当社のプラットフォーム上の資産に対する資産凍結をSECに認めなかった。(資産凍結は)事実と法律の両面から明らかに不当だった」とコメント。さらに、SECがバイナンスによる顧客資産の不正使用に関する証拠を提示したことは一度もない。実際、SECの弁護士は今週初め、法廷で裁判官の質問に対して、そのようなことがあったことを示唆する証拠がないことを認めた」と説明しています。

バイナンスでは、「SECの要求は、私たちのビジネスを事実上停止させるものであり、事実の裏付けがない申し立てをすることによっても、あらゆる手段で仮想通貨業界を潰そうとする同機関の継続的な試みと一致するもの」とSECを非難の上で、不当な告発に対峙する姿勢を示しています。

jp.cointelegraph.com

本日、こちらからは以上です。

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