本日2023年6月21日(水)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は4,060,000円前後(時価総額:約78.89兆円)です。
昨日の同時刻帯と比べて250,000円高い水準です。
ビットコインは、日本時間21日午前10時過ぎにかけて29,000ドル付近へと上昇しました。現時点では28,700ドル付近に落ち着いています。
本日の記事では、ドイツ銀行が金融監督当局に仮想通貨カストディのライセンスを申請した話題や、仮想通貨関連商品から9週連続となる資金流出を記録したとのコインシェアーズのレポートに関する話題を取り上げたいと思います。
【1】ドイツ銀行、仮想通貨カストディライセンスを申請
米情報サービス大手「ブルームバーグ」は20日、世界的大手金融機関「ドイツ銀行(Deutsche Bank)」が、収益拡大を目的に同国の金融監督当局に当たるドイツ連邦金融監督庁(BaFin)に対して、仮想通貨カストディのライセンスを申請したと報じました。
同行の商業銀行部門のデイビッド・リン氏は、ブルームバーグに対して「デジタル資産とカストディ事業を構築しており、金融規制当局にライセンスを申請している」と発言しています。
ドイツ銀行の資産運用部門DWSグループでは、かねてより複数の仮想通貨関連企業への投資に関心を示していました。さらに、2020年12月に世界経済フォーラムが掲載したレポートでも、機関投資家に特化したデジタル資産の完全なるカストディプラットフォームを開発し、仮想通貨エコシステムへシームレスなアクセスを提供することを事業目標に掲げ、「ドイツ銀行デジタル資産カストディ」という新部門の立ち上げを公表していました。
なお、ドイツ銀行は過去に、仮想通貨市場について「無視できない重要性」を持つ資産になると評価する一方、ビットコイン(BTC)の取引高は、米ドルなどの法定通貨やコモディティ、株式と比較すると小さく、価格変動が激しいことを理由に、資産クラスとしての発展を疑問視する発言も聞かれていました。
【2】仮想通貨投資商品、9週連続となる資金流出=コインシェアーズ
英仮想通貨運用会社「Coin Shares(コインシェアーズ)」は19日、同社のウィークリー・レポートを発表。先週、仮想通貨投資商品から9週連続となる資金流出がみられたことを明らかにしました。
レポートによると、先週における仮想通貨投資商品の資金流出額は510万ドル(約7.2億円)となり、9週連続での資金流出を記録。累計で4億2,300万ドルの資金流出を記録しました。
仮想通貨銘柄ごとの流出額は、ビットコイン(BTC)ファンドから50万ドル(約7,000万円)、イーサリアム(ETH)ファンドからは500万ドル(約7億円)の資金流出を記録しています。
地域別では、米国が370万ドル(約5.2億円)、ドイツが240万ドル(約3.3億円)の資金流入を記録。年初からの累計では米国が1億4,700万ドル(約207.2億円)と首位を維持した一方、カナダでは2億7,700万ドル(約390.5億円)と資金流出額が増加しています。
またレポートでは、仮想通貨投資商品の流出額が510万ドルと先々週の8,800万ドルから大幅に減少した点について、米資産運用大手「BlackRock Inc.(ブラックロック)」が米国でスポット(現物)ビットコインETFを申請したとの報道を受けて、小幅な資金流入が見られたことが影響していると見ているようです。しかし、週初に見られた資金流出を相殺するには至らず、資金流出の連続となったと分析しています。
本日、こちらからは以上です。