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米仮想通貨カストディ会社BitGo、買収撤回を巡りGalaxy Digitalを提訴|大手ヘッジファンド「ブレバン・ハワード」、仮想通貨投資ファンドで1,300億円を調達

本日2022年8月17日(水)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は3,200,000円前後(時価総額:約62.27兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて30,000円高い水準です。
昨日のビットコインは、概ね24,000ドルを挟んだ方向感に乏しい値動きとなりました。

本日の記事では、米仮想通貨カストディ会社BitGoが、買収契約を廃棄した仮想通貨投資会社Galaxy Digitalに対して、契約解除料として1億ドルの支払いを求め提訴した話題や、大手ヘッジファンドのブレバン・ハワードが、仮想通貨ファンド向けに10億ドル規模の資金調達を実施したことに関する話題を取り上げたいと思います。

【1】米仮想通貨カストディ会社BitGo、買収撤回を巡りGalaxy Digitalを提訴

米仮想通貨カストディ会社「BitGo」は15日、仮想通貨投資会社「Galaxy Digital」による買収契約の破棄に対して、契約解除料1億ドル(約134億円)、又はそれ以上の損害賠償を請求する予定と発表しました。

著名投資家として知られるマイク・ノボグラッツ氏がCEOを務めるGalaxy Digitalは、昨年5月にBitGoを1億ドルで買収する計画を発表。その後、複数回の延期を経て今年4月にギャラクシーデジタルは、12月31日までに特定の状況でBitGoを買収できなかった場合、1億ドルの契約解除料を支払うことを発表したものの、今月15日に買収計画の撤回を決定しました。
同社は買収中止の理由について、BitGoが買収契約の一部として7月31日までに2021年度の監査済み財務諸表の提出をしなかったためと説明し、解除料を支払う必要はないとも主張しています。

これに対してBitGoは、ギャラクシーデジタルが買収契約を破棄した際の行動を「不適切」とし、ビジネス訴訟を専門とする法律事務所「クイン・エマニュエル」を通じて適切な法的措置を取る方針との声明を発表しました。
同法律事務所のR・ブライアン・ティモンズ氏は、「BitGoは、財務書類の提出を含め、これまで必要な義務を果たしてきた」と主張の上、ギャラクシーデジタルがこの四半期に5.5億ドル(約737億円)の損失を計上した点や同社の株価が低迷している点、同社とノボグラッツCEOの両方がテラエコシステム崩壊の騒動に気を取られている点を原因と指摘し、契約解除料の支払い又はそれ以上の損害賠償を求めるとの姿勢を示しました。

ギャラクシーデジタルは2022年第2四半期(4月~6月)に、約5.5億ドルの損失を計上しています。この数字は昨年同期の損失、約1.8億ドル(約241億円)から大幅に増加しており、この間の仮想通貨価格の下落や取引事業や投資事業のデジタル資産及び投資の含み損による影響が大きく反映しているとみられます。
なお、ギャラクシーデジタル側は、仮想通貨マイニング事業の黒字化により損失の一部は相殺されているとし、今後もナスダック市場への上場に向けたプロセスを継続すると説明しています。

jp.cointelegraph.com

【2】大手ヘッジファンド「ブレバン・ハワード」、仮想通貨投資ファンドで1,300億円を調達

英大手ヘッジファンドの「ブレバン・ハワード」が、仮想通貨ファンド向けに10億ドル(約1,330億円)規模の資金調達を実施したと発表しました。

海外メディア「Blockworks」の報道によると、今回の資金調達はブレバン・ハワード傘下の仮想通貨ファンド「BH Digital Multi-Strategy Fund」となり、最大15億ドル(約1,995億円)まで投資できるキャパシティを持つとしています。

情報筋の話によると、同ファンドは2022年1月にローンチされ、当初は内部からかなり大きい金額が投じられており、第2四半期(4月~6月)には外部から資金調達を実施し1,000億円以上の規模になることを検討することが報じられました。今回報じられた10億ドルの資金調達の実施は、計画の成功を反映したものと考えられます。

同ファンドは、仮想通貨プロジェクトのトークン及びエクイティを取得し運用するものとなり、内部アナリストとエンジニアの他、20名以上の外部のブロックチェーン・エンジニアがフルタイムで運営に参加しているようです。

ブレバン・ハワードでは、昨年9月に仮想通貨とデジタル資産への投資を大幅に拡大する計画を発表しており、最高経営責任者のアロン・ランディ氏は、「仮想通貨とデジタル資産のプラットフォーム及び製品を急速に拡大することにコミットする」とコメントしています。
また同社では、仮想通貨とデジタル資産を管理する「BHデジタル」部門の立ち上げと同時に、仮想通貨分野のベンチャー投資の推進に向け、仮想通貨トレーディングを手掛ける「CMTデジタル」の元CEOコリーン・サリバン氏を、金融投資部門の責任者に起用し、仮想通貨に焦点を当てた新しい戦略構築を進めています。

utakata-net.com

本日、こちらからは以上です。

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