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機関投資家の関心は薄く大規模な買い手不足を懸念=ノボグラッツ氏|仮想通貨ATMの設置台数が今年初の増加へ=Coin ATM Radar調査

本日2023年6月5日(月)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は3,760,000円前後(時価総額:約73.00兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて27,000円安い水準です。
ビットコインは、日本時間5日午後12時半過ぎにかけて26,800ドル付近へと軟調に推移しました。

本日の記事では、ギャラクシーデジタル社CEOが現在の仮想通貨市場について、熱意に欠けるとコメントしたことに関する話題や、減少傾向が続く仮想通貨ATMの設置台数がプラスに転じたことに関する話題を取り上げたいと思います。

【1】機関投資家の関心は薄く大規模な買い手不足を懸念=ノボグラッツ氏

米仮想通貨投資会社「ギャラクシー・デジタル」の創業者兼最高経営責任者(CEO)のマイケル・ノボグラッツ氏は1日、CNBCとのインタビューで仮想通貨市場について「熱意に欠けている」とコメントしました。

ノボグラッツ氏は現在の仮想通貨市場について、「個人投資家からは一定の需要がある。私たちは全てのプラットフォームを通じてそれを見ているが、今のところ機関投資家からの関心はほとんどない」と語り、大規模な買い手の不足が懸念材料となっていると語りました。

また、英仮想通貨運用会社「Coin Shares(コインシェアーズ)」の週刊レポートでも5月末時点で仮想通貨の機関投資家による購入は、6週連続で3,900万ドル、総額で2億7,200万ドルが流出したと発表しています。

しかしノボグラッツ氏は、13億人の利用者を持つ中国最大のソーシャル・メディア・アプリ「WeChat」が、現在国内で仮想通貨取引を禁止されているにも関わらず、ビットコイン(BTC)の価格をアプリで表示可能とした点や、香港が正式に個人投資家に対して仮想通貨取引所での取引を許可し始めた点を指摘。これにより市場の流れが好転させる可能性があるとの見方を示しています。

一方で同氏は、米国において機関投資家が市場に戻ってくる可能性について、仮想通貨に対する確定的で合理的なルールの整備又は共和党が来年の選挙で勝利することのいずれか一方が起こることが必要だと述べています。

jp.cointelegraph.com

【2】仮想通貨ATMの設置台数が今年初の増加へ=Coin ATM Radar調査

仮想通貨ATMのWEB検索サービス「Coin ATM Radar」は、5月の仮想通貨ATM設置台数を世界で約1,400台の増加と発表。2023年に入り初めてプラスに転じたことを明らかにしました。

同社のデータによると、2023年の最初の4か月間、世界中での仮想通貨ATMの純増減は5,850台の減少となりましたが、5月には1,392台が新規に仮想通貨ATMネットワークに設置されたと発表しました。

仮想通貨ATMは2013年10月、カナダ・バンクーバーコーヒー店WAVES COFFEE」の一角に設置されて以降、米国を中心に世界で39,000台以上が設置されていました。
しかし、設置台数は2020年~2022年1月をピークに減少を辿り、2022年8月には2015年11月以降初めて44台の減少を記録しました。
現時点では、世界中で35,029台のATMが稼働しており、設置地域別には、米国が85.6%、次いでカナダの7.8%、オーストラリアの1.3%と続きます。

Coin ATM Radarのパトリック・ミューラー氏は、設置台数の減少傾向について「顧客はあまりアクティブではなく、それゆえにATMの需要も減っている」と語り、ATM設置台数の減少はビットコイン価格の下落や、設置場所が米国に集中し、地域的に飽和状態を招いたことを原因として挙げています。

jp.cointelegraph.com

本日、こちらからは以上です。

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。