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米フランクリン・テンプルトン、ブロックチェーン関連ファンドを初組成|米アーク・インベストメントCEO、「2026年までにBTCは50万ドルに」

本日2021年9月17日(金)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は5,200,000円前後(時価総額:約98.90兆円)です。

昨日の同時刻帯とほぼ同水準で推移しています。
ビットコインは、概ね47,500ドル~48,500ドルの狭いレンジで方向感に欠ける動きが続いています。

本日の記事では、米資産運用会社フランクリン・テンプルトンによる仮想通貨市場への参入の動きや、米アーク・インベストメントのキャシー・ウッドCEOによるビットコインの価格予測を取り上げたいと思います。

 

【1】米フランクリン・テンプルトン、ブロックチェーン関連ファンドを初組成

米大手資産運用会社フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)が、ブロックチェーン関連企業に投資するベンチャーキャピタルファンドを組成し、資金調達を行っていることがこのほど明らかとなりました。

フランクリン・テンプルトンは、米カリフォルニア州サンマテオを拠点に70年の歴史を有する資産運用会社であり、運用資産は1.5兆ドル(約165兆円)に上ります。

米証券取引委員会(SEC)への提出書類によると、ファンドの名称は「Franklin Templeton Blockchain Fund I, L.P.」となります。同社にとっては初の仮想通貨・ブロックチェーン関連のファンドであり、最小投資額は100万ドル(約1.1億円)に設定。先月27日から販売を開始し、目標金額2,000万ドル(約22億円)のうち、1,000万ドル(約11億円)はすでに調達済みだとしています。

coinpost.jp

また、これを機にフランクリン・テンプルトンが、仮想通貨関連の人材募集を開始していることも明らかとなっています。

世界最大級のビジネス特化型SNSであるLinkedIn(リンクトイン)に掲示された同社の求人情報によると、仮想通貨のトレーダーとリサーチアナリストを募集していることがわかります。

両職種には、ビットコインやイーサリアムなどの流動性が高い銘柄のトレード・リサーチ業務だけでなく、仮想通貨領域における新たな金融商品やツールの開発、仮想通貨コミュニティとの関係構築なども期待していることが明記されており、同社が今後、仮想通貨市場に本格的に参入してくる可能性があることをうかがわせるものとなっています。

▼(参考)フランクリン・テンプルトンの求人情報

【2】米アーク・インベストメントCEO、「2026年までにBTCは50万ドルに」

“破壊的イノベーション”に特化して投資を行う米資産運用会社Ark Investment Management(アーク・インベストメント・マネジメント)のキャシー・ウッドCEOは、今月13日開催の金融・テクノロジー関連フォーラム「SALTニューヨーク2021」の席で、2026年までにビットコイン価格が50万ドル(約5,500万ドル)になるとの予測を示しました。

この予測には前提条件があり、より多くの企業がバランスシートにビットコインを追加し、機関投資家もポートフォリオの約5%をビットコインなどの仮想通貨に割り当てる必要があるとしているものの、ウッド氏は「現在の10倍になると信じている」と自信を見せています。

なお、同社は現在、次世代インターネット分野へ投資するETF「ARK NEXT GENERATION INTERNET ETF(ARKW)」に、米仮想通貨投資会社グレイスケールが提供するビットコイン投資信託(GBTC)を組み入れています。また、今年6月には米証券取引委員会(SEC)に、ビットコインETF「ARK 21Shares Bitcoin ETF(ARKB)」の申請書を提出しています。

また、ウッド氏はイベントの場でイーサリアムについても言及。先月実行された大型アップデートによって、「プルーフ・オブ・ワーク(PoW)からプルーフ・オブ・ステーク(PoS)に移行したことで、イーサリアムに対する私たちの自信は劇的に高まった」とコメントしています。

この他、NFT(ノンファンジブル・トークン)とDeFi(分散型金融)によって、開発者の活動が爆発的に増加していることに触れたうえで、「DeFiで何が起こってるのかに魅了されている。これは伝統的な金融のインフラコストを破壊するものだ」とも述べています。

こうしたイーサリアムの可能性を踏まえたうえで、ウッド氏は将来的なアーク・インベストメントの仮想通貨エクスポージャーについて、ビットコインが約60%、イーサリアムが約40%になるよう調整する可能性があるとしています。

jp.cointelegraph.com

本日、こちらからは以上です。

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