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市場予測ソフトは年末8,500ドルと手堅く予測|大手取引所Zaifが入出金停止

本日2018年9月18日(火)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は、699,000円前後(時価総額:約12.07兆円)です。

先週金曜日の同時刻帯より3万円ほど安い水準です。
6,500ドルを挟んだボックス圏で推移していましたが、日本時間17日23時台に急落し、6,200ドル台の安値まで売り込まれました。

本日の記事では、市場動向予測ソフトウェアが弾き出した年末までのビットコイン価格と、国内大手取引所Zaifの入出金停止障害と最近の動向などを取り上げたいと思います。

 

【1】市場動向予測ソフトウェア、年末までに8,500ドルと手堅い予測

米国を中心に、来年に向けてビットコインETFの実現や機関投資家の参入を期待できそうな明るいニュースも多くなってきていますが、仮想通貨マーケットは安値圏で一進一退の相場展開が続いています。

ビットコイン強気論者からは年末には2万ドル超えもとの声が聞かれるものの、市場動向予測ソフトウェアは、年末までのビットコイン価格を8,500ドル前後とする極めて現実的な予測を出しました。

このソフトウェアは主に「ビットコインの取引総量」と「総アクティブユーザー数」を基にして予測値を弾き出す仕組みとされており、過去の予測精度は94%と言います。

また予測計算において、メディア報道によって喚起される人々の感情を重要な要素としていることから、市場参加者やメディアが最も注目しているビットコインETFの承認可否の風向きが、価格上昇をもたらす大きな要因となるとみています。

現在のマーケットの雰囲気を考慮すると、年末に向けて2万ドルを目指すとする楽観論はどうしても現実味に欠けると見られやすいですが、今回の8,500ドルという予測値は夢はないものの手堅く、7月後半の上昇時に超えられなかった壁でもあることから、2019年に更なる回復を期待する意味でも、この水準は確実にクリアしたいところです。

coinpost.jp

 

【2】システムが課題の大手取引所Zaif、サーバー障害で入出金停止

金融庁登録の大手取引所Zaifが17日午後よりサーバー障害のため、ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、モナコイン(MONA)の入出金を停止する事態となっています。

顧客資産の安全は確認が取れたと本日発表されたものの、復旧には本日から1〜2営業日要する見込みで、同社がECサイトなどに提供している仮想通貨決済サービスも合わせて停止していることから、各方面に不便を強いることになりそうです。

jp.cointelegraph.com

 

同取引所を運営するテックビューロ社は3月に続いて、6月に2回目の業務改善命令を受けた際、「システム障害や多発する苦情等、当社が直面する経営課題に対し、組織的かつ計画的な対応が行われていないなど当社の経営管理態勢に問題が認められた」と指摘されており、当局に提出した業務改善計画を遂行中の事故は痛手となりそうです。

昨年のICOで100億円規模を資金調達し、注力していたICOプラットフォーム「COMSA」が金融庁の引き締め方針により新規ICOが完全にストップするなど逆風続きの中、国内仮想通貨業界を代表する一人だった同社朝山CEOは公の場でほぼ発言することがなくなるなど存在感を急速に消しています。

7月にはテックビューロホールディングスの設立と分社化を発表し、国内の取引所事業やICO事業を行なう会社を本体から切り離したため、単体での存続は今後厳しいと見て、高値で売れるうちに事業ライセンスを売却しようとする動きではないかと勘ぐる声も聞かれています。

 

本日、こちらからは以上です。

 

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