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底値の見えないビットコイン、専門家の見通しも強弱分かれる

本日2018年12月7日(金)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は376,000円前後(時価総額:約6.54兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて約39,000円安い水準です。
目新しい材料はないものの、価格下落によってマイニング業者の撤退が加速するなど、市場環境が悪化している中、下落トレンドが継続しており、ビットコインは一時3,368ドル(Bitfinexレート)まで年初来安値を更新しています。

本日の記事では、専門家の間でも見方が割れているビットコイン相場の今後の見通しについて取り上げたいと思います。

 

【1】底値の見えないビットコイン、専門家の見通しも強弱分かれる

コインチェックの流出事件を発端とする年初の急落が一巡して以降、長らく横ばいの動きが続いていたビットコイン相場。しかし、ビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォークを巡る騒動をきっかけに再び下落トレンドに入ると、ここにきて価格下落⇒マイニング業者撤退⇒価格下落という負のスパイラルも顕在化しつつあり、ビットコイン価格は底値の見えない状況となっています。

そうした中、今後のビットコイン相場の先行きを巡っては、専門家の間でも予想が真っ二つに割れています。

ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリストであるマイク・マクグローン氏は、相場急落のきっかけになったBCHのハードフォーク騒動を引き合いに出し、「技術がかなり初期段階にある」ことを晒してしまったと指摘。ビットコインABC陣営とビットコインSV陣営がお互いを傷つけ合う中で、仮想通貨からしばらく離れることが最善の策と捉える人が増えたとの見解を示しています。

今後の仮想通貨市場については、「2017年の熱狂を逆転させる動きをみせており、継続的に下がるのを食い止める要因はほとんどない」との見方を示したうえで、ビットコイン価格は1500ドルまで下落する可能性があることを示唆しました。

一方、著名な仮想通貨アナリストであるetroのマティ・グリーンスパン氏は、マクグローン氏のこうした見方に異を唱え、2017年に重要なサポートラインとなった3500ドルや3000ドルが下値のめどになるとの見通しを示しています。また、次の10年にビットコインが最高値を更新すると考えているのであれば、「機関投資家が1500ドルまで下落するのを待つ理由がない」ともコメントしています。

jp.cointelegraph.com

また国内でも、仮想通貨取引所Quoineの栢森加里矢CEOは今月4日、ビットコインについて「現在の弱気相場の底は近い」との見解を発表。多くのマイニング業者が撤退している点については、経済的な均衡が近くなることからポジティブ材料と捉えているようです。金融庁による仮想通貨交換業者の登録や、新コインの上場認可が進展すると見込まれる来年は「新たなスタートになる」とし、来年末までにビットコイン価格が過去最高値を更新するとの強気な予想を示しています。

それぞれの発言はポジショントーク色も強いものの、以前の強気派が大多数だった状況に変化が起きているのは確かです。価格上昇の中では包み隠されていた仮想通貨の欠点とも言える部分が、ここにきて顕在化してきている面もあり、本格的な相場の反転にはまだ時間がかかるかもしれません。

cc.minkabu.jp

本日、こちらからは以上です。

 

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