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グレイスケールが全米でテレビCMを放映開始、1年3ヵ月ぶり|17年12月以降のBTCのリターン、ドルコスト平均法なら61.8%

本日2020年8月11日(火)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は1,258,000円前後(時価総額:約23.21兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて約20,000円安い水準です。
ビットコインは日本時間10日11時頃に一時12,080ドルまで上昇するなど、今月2日に付けた年初来高値(12,100ドル)の更新をうかがう展開となっています。

本日の記事では、1年3ヵ月ぶりに全米で放映された米仮想通貨投資ファンド、グレイスケールのテレビCMの話題や、バブル崩壊後にビットコインをドルコスト平均法で買い続けていた場合のパフォーマンスを取り上げたいと思います。

 

【1】グレイスケールが全米でテレビCMを放映開始、1年3ヵ月ぶり

米大手仮想通貨投資ファンドのGrayscale(グレイスケール)はこのほど、全米でテレビCMの放映を1年3ヵ月ぶりに開始しました。当初はCNBCで放映され、その後、MSNBC、FOX、FOX Businessなどでも流れる予定のようです。

今回新たに放映が開始された30秒のCMでは、マネーの歴史を振り返りつつ、次々と新たな紙幣が刷られる現在のインフレ政策に言及。そのうえで、「デジタル通貨の時代がきた」とアピールするなど、デジタル通貨とグレイスケールのブランドにフォーカスした内容となっています。

ただ、仮想通貨コミュニティからは、今回のCMに対して失望の声が多く聞かれています。

2019年に放映されたCMは、「#DropGoldキャンペーン」と銘打ち、ゴールド(金)に取って代わる価値保存手段としてビットコインをポートフォリオに組み込むことを強くアピールする内容となっていました。

しかし、今回のCMではビットコインやイーサリアムといった具体的な銘柄についての言及はなく、最後の2、3秒でビットコイン投資信託(GBTC)をはじめとする自社商品のラインナップを映し出すのにとどまっています。

そのため、前回のような煽り色の強いCMによって、盛り上がりが加速することを期待していた人達は肩透かしを食った形となっており、「メッセージが何なのかわからない」「(知名度のある)ビットコインにフォーカスを当てないのは非効率」といった厳しい評価を下しているようです。

jp.cointelegraph.com

【2】17年12月以降のBTCのリターン、ドルコスト平均法なら61.8%

仮想通貨データ分析企業CoinMetrics(コインメトリックス)はこのほど、ビットコインが2017年12月に約20,000ドルの史上最高値を付けて以降、ドルコスト平均法で継続的に購入した場合のパフォーマンスを公表しました。

ドルコスト平均法とは、定期的に低額で金融商品を購入する投資手法で、購入時期を分散することで価格変動リスクを低減させる効果があるとされています。

コインメトリックスによると、史上最高値を付けた2017年12月から、1日100ドルのペースで継続的に購入を続けた場合、現在までのトータルリターンは61.8%、年平均では20.1%のリターンを生み出しているといいます。

バブル期に高値掴みをした投資家の中には、狼狽売りで大きな損失を出した人も多かったと思いますが、結果論を言えばビットコインの将来性を信じて継続的に購入を続けていれば、史上最高値に対してまだ6割ほどしか戻っていない現状でも、大きなリターンを手にすることができていたことになります。

 

なお、コインメトリックスはイーサリアムについても、史上最高値(約1,400ドル)を付けた2018年1月以降、ドルコスト平均法で継続的に投資した場合のパフォーマンスを公表。

イーサリアムの場合、現在までのトータルリターンは87.6%、年平均では27.9%のリターンになっているようです。

本日、こちらからは以上です。

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。