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米SECがグレイスケールGBTCのビットコインETF転換申請を拒否|米マイクロストラテジー、中米エルサルバドルがBTC追加購入を発表

本日2022年7月1日(金)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は2,600,000円前後(時価総額:約50.20兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて60,000円安い水準です。
ビットコインは、日本時間1日正午過ぎにかけて19,400ドル付近へと軟調に推移しました。

本日の記事では、米グレイスケール社が申請していたGBTCのビットコインETFへの転換をSECが正式に拒否した話題や、米マイクロストラテジー、中米エルサルバドルによるビットコインの追加購入に関する話題を取り上げたいと思います。

【1】米グレイスケール、GBTCのビットコインETF転換申請をSECが拒否

米大手仮想通貨投資会社「グレイスケール・インベストメンツ」は30日、同社の主力であるグレイスケール・ビットコイン投資信託(GBTC)の現物ベースのETFへの転換申請が、米証券取引委員会(SEC)に却下されたことを明らかにしました。

SECは、非承認とした理由について、これまで全ての現物ビットコインETFを不承認とした際と同様に、「相場操縦や詐欺行為を防ぎ、投資家の利益を守るための要件を満たしていない」との懸念点を挙げ、「投資家と公共の利益を守るため」に申請を不承認としたと説明しています。

グレイスケールのマイケル・ソンネンシャインCEOは、SECの判断について「グレースケールは、投資家を保護し、公正で秩序ある効率的な市場を維持し、資本形成を促進するというSECの任務を支持し、信じている。しかし、ビットコインの現物ETFが米国市場に登場することを拒否し続けるSECの決定には深く失望し、強く反対している」と述べ、すでにビットコイン先物ETFを承認したにもかかわらず、現物ETFを非承認し続けるのはいわゆる二重基準に該当するとして、米コロンビア特別区控訴裁判所に再審査請求を行ったと発表しました。

GBTCは、運用資産128.9億ドル、643,572BTCを保有する世界最大のビットコイン投資信託として注目され、2021年10月にグレイスケールが現物ETFへの転換を申請して以来、審査結果に注目が集まっていました。

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【2】米マイクロストラテジー、中米エルサルバドルがBTC追加購入を発表

米ソフトウエア会社「マイクロストラテジー」は先月29日、1,000万ドル(約13.5億円)相当のビットコイン(BTC)を購入したと明らかにしました。

同社のマイケル・セイラーCEOは、480BTCを平均取得価格20,817ドルで追加購入したと語っています。
また、今回の追加購入により、マイクロストラテジーのビットコイン保有数は129,699BTC、全体での購入資金は39.8億ドル(約5,377億円)で、1ビットコイン当たりの平均価格は30,664ドルとなりました。
なお、同社によるビットコインの追加購入は、4月5日以来約3ヵ月ぶりのこととなります。

セイラー氏は、ビットコインの熱心な支持者として知られており、かねてより「ビットコインは、信頼できる価値の貯蔵庫であり、現金を保有するよりも長期的に上昇する可能性のある魅力的な投資資産」との見方を示しており、企業資産として保有を開始した2020年8月以来一度も売却を実施していません。

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さらに、中米エルサルバドル共和国によるビットコインの追加購入も話題となっています。

エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は1日、政府が80BTCを平均取得価格19,000ドルで追加購入したと明らかにしました。
同国によるビットコインの購入は、今年5月以来となり、最新の保有数は2,381BTCとなりました。

なお、一部報道によると、仮想通貨の下落に伴い、同国の保有するビットコインの価値は約4,000万ドル(約54億円)減少しているとみられており、同国財政の健全性を疑問視する見方も出ています。

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本日、こちらからは以上です。

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