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BTCが一部取引所で史上最高値更新、円建てでも200万円を突破| ピザハット、ベネズエラの全店舗で仮想通貨決済が可能に

本日2020年12月1日(火)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は2,038,000円前後(時価総額:約37.82兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて約100,000円高い水準です。
アメリカの感謝祭休暇が明けて市場に投資家が戻り始める中、ビットコインは先週の急落からの買い戻しの流れが加速すると、日本時間1日0時頃に一時19,873ドルまで上昇し、年初来高値を更新(Coinbaseレート)しています。

本日の記事では、ビットコインが一部取引所で史上最高値を付けた話題や、ピザハットがベネズエラで仮想通貨決済を初導入した話題を取り上げたいと思います。

 

【1】BTCが一部取引所で史上最高値更新、円建てでも200万円を突破

先週はアメリカの感謝祭休暇入りや史上最高値目前といった環境が、利益確定売りを誘発しやすかった中、ビットコインはストップロスを巻き込みながら、わずか1日足らずで19,500ドルから16,200ドルまで約17%の暴落を記録しました。

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CoinbaseのBTC/USD週足チャート(Tradingviewより)

水準的に2017年のバブル期が意識されやすい中での急落となったことから、一部では「バブル崩壊か」「やっぱり20,000ドルは越えられないのか」といった声も聞かれましたが、16,200ドル付近での底堅さを確認すると、先日の急落がなかったかのように急反発。

また、今週に入ると休暇明けのアメリカ人投資家などが市場に戻ってきたこともあり、上昇の勢いが加速すると、日本時間1日0時頃には一時19,873ドル(Coinbaseレート)を付けて年初来高値を更新。円建てでも2018年1月以来となる200万円の大台を回復しています。

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bitFlyerのBTC/JPY週足チャート(Tradingviewより)

なお、ビットコインは取引所ごとにレートが異なるため、Bitstamp(ビットスタンプ)、Binance(バイナンス)、Kraken(クラーケン)など、一部取引所ではすでにドル建ての史上最高値を更新しています。

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BitstampのBTC/USD週足チャート(Tradingviewより)

先週の急落は一本調子の上昇が続いていた中でのスピード調整だったと見られ、ビットコインは近いうちに20,000ドルの大台を突破し、明確に史上最高値を更新してくることが期待されます。

その場合、これまでのようにレジスタンスラインが存在しなくなるうえに、春先からの上昇に乗り遅れていた人たちが、今度こそは乗り遅れまいと参入してくることも想定されるため、バブル化して一気に上昇に弾みが付く可能性もあります。

20,000ドル付近での売り圧力は引き続き強いと見られるため、短期的には再度の急落に一定の警戒は必要ですが、「新値につけ」との相場の格言もあるように、史上最高値の明確なブレイクアウトのタイミングは絶好の投資機会として虎視眈々と狙っていきたいところです。


【2】ピザハット、ベネズエラの全店舗で仮想通貨決済が可能に

宅配ピザ大手のピザハットはこのほど、ベネズエラ国内の全店舗でビットコインなど仮想通貨による支払いが可能になったことを発表しました。同社店舗に仮想通貨決済が導入されるのは、今回が世界初となるようです。

仮想通貨サービス会社CryptoBuyer(クリプトバイヤー)との提携により実現したもので、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、ダッシュ(DASH)、バイナンスコイン(BNB)といった仮想通貨や、ダイ(DAI)、バイナンスUSD(BUSD)、テザー(USDT)などのステーブルコインが利用可能となっています。

なお、ビットコインとピザの縁は深く、2010年5月22日に米国在住のLaszlo Hanyecz氏が1万BTCとピザ2枚の交換を行ったのが、史上初のビットコイン決済と言われています。それ以来、仮想通貨業界では毎年5月22日を「ビットコイン・ピザ・デー」と称し、ピザを食べながらお祝いをするのが慣例となっています。

ベネズエラは、国民の政府に対する強い不信感と、法定通貨ボリバルがハイパーインフレによって機能不全に陥っていることを背景に仮想通貨の普及が進んでおり、ブロックチェーン分析会社チェイナリシスはベネズエラの仮想通貨普及率を、ウクライナとロシアに次ぐ世界3位と評価しています。

実際、クリプトバイヤーはベネズエラでピザハット以外に、バーガーキングや首都カラカスのタマナコ・インターコンチネンタルホテルなどの仮想通貨決済もサポートしています。

また、今年5月には現地決済企業と提携し、国内2万店舗での仮想通貨受け入れもスタートさせているなど、ベネズエラでは仮想通貨での買い物が珍しいものではなくなっています。

先進国では価値の保存手段や新たな金融商品として仮想通貨が関心を集めている一方、ベネズエラのような経済・社会情勢の不安定な国や、アフリカのように非銀行利用層の多い国などでは、仮想通貨が生活に欠かせないツールとなりつつある点は面白いところではあります。

jp.cointelegraph.com

本日、こちらからは以上です。

 

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