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HF界の大物チューダー・ジョーンズ氏ら、仮想通貨VCファンドに出資|米著名投資家ビル・ミラー氏、傘下ファンドがGBTCに投資へ

本日2021年2月8日(月)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は4,050,000円前後(時価総額:約75.42兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて約40,000円安い水準です。
仮想通貨市場全体が堅調だった中、週末のビットコインは日本時間7日1時頃に41,000ドルまで上昇し、約1ヵ月ぶりに40,000ドルの大台を突破。ただ、この水準では売り圧力も強く、その後は一旦37,371ドルまで押し戻されています。

本日の記事では、ヘッジファンド界の大物ポール・チューダー・ジョーンズ氏による新たな仮想通貨関連投資の話題や、米著名投資家ビル・ミラー氏の運営ファンドがビットコイン投資信託(GBTC)への投資を検討しているとの報道を取り上げたいと思います。

 

【1】HF界の大物チューダー・ジョーンズ氏ら、仮想通貨VCファンドに出資

4兆円規模のヘッジファンド「チューダー・インベストメント」の創業者で、最高投資責任者(CIO)を務めるポール・チューダー・ジョーンズ氏ら複数の著名人がこのほど、新たな仮想通貨ベンチャーキャピタル(VC)ファンドに出資を行ったことが明らかとなりました。

Yahoo Financeの報道によると、新ファンドは仮想通貨・ブロックチェーン関連で最大手のVCであるデジタル・カレンシー・グループ(DCG)の元投資家トラビス・シャー氏や、390億ドル(約4兆1,000億円)規模の運用資産を有するテック系の大手プライベートエクイティ(PE)投資会社シルバーレイク・パートナーズの共同創業者グレン・ハッチンズ氏が設立。運用の管理はハッチンズ氏が会長を務めるニューヨーク拠点のノースアイランド・ベンチャーズが行うようです。

同ファンドにはジョーンズ氏のほか、米飲料大手ペプシコのインドラ・ヌーイ元CEO、米SNS大手Twitterの元COO(最高執行責任者)で現在は学生向けP2Pレンディングサービス会社SoFiのCEOを務めるアンソニー・ノト氏、金融資産取引プラットフォームを提供するTDアメリトレードのジョー・モグリア元CEO、ラッパー兼俳優のLLクールJ氏などが出資。この他にも複数の著名人が出資を行っており、出資額の合計は約7,200万ドル(約76億円)に上っています。

なお、新ファンドは昨年初からすでに仮想通貨やブロックチェーン関連のプロジェクトに密かに出資しているようで、既存の出資先は人気ブロックチェーンゲーム「NBA Top Shot」を運営するDapper Labs(ダッパー・ラボ)や、二酸化炭素排出量の削減を照明する炭素クレジットの追跡プラットフォーム「Nori」など、7プロジェクトに上っているとしています。

世界的な投資家であるジョーンズ氏は昨年5月、明確な発行上限のあるビットコインは新たな価値の保存手段になっていく可能性があるとの見方から、個人資産の2%をビットコインに投資したことを明かしており、このことが現在の機関投資家による仮想通貨市場への参入拡大のきっかけになったとされています。

ここ最近は表立った言動は見られておらず、現在のスタンスが気になるところではありましたが、今回、仮想通貨VCファンドに出資を行ったことは、同氏が引き続き仮想通貨市場の先行きに期待を示していることの表れと言えそうです。

money.yahoo.com

【2】米著名投資家ビル・ミラー氏、傘下ファンドがGBTCに投資へ

米著名投資家のビル・ミラー氏が設立した投資会社「Miller Value Funds(ミラー・バリュー・ファンズ)」の基幹ファンド「Miller Opportunity Trust」が、米仮想通貨投資会社グレイスケールのビットコイン投資信託(GBTC)に投資する可能性があることがこのほど明らかとなりました。

Miller Opportunity Trustは今月5日に米証券取引委員会(SEC)に提出した資料の中で、「GBTCに投資することで、間接的にビットコインへのエクスポージャーを求める可能性がある」と説明。また、投資の結果、ビットコインエクスポージャーへの投資額が、投資時の資産の15%を超える場合、ファンドはGBTCへの追加投資は行わないとしています。

なお、2020年12月末におけるミラー・バリュー・ファンズの運用資産が22億5,000万ドル(2,370億円)となっていることから、現時点で同社がGBTCに投資できるのは最大で3億3,750万ドル(355億円)程度だと推測されます。

coingape.com

ミラー氏は、米大手資産運用会社レッグメイソン・キャピタル・マネジメントで会長兼最高投資責任者を務めた人物で、ウォーレン・バフェット氏やピーター・リンチ氏などと並ぶアメリカを代表する投資家のひとりです。

いまや押しも押されぬ世界的企業となったアマゾンやグーグルなどにも、懐疑的な見方が多かったIT黎明期から投資を行うなど、先見の明のある人物として知られており、ビットコインについても200ドル台の頃から投資を行い、現在も保有し続けていることを明かしています。

ミラー氏はビットコインについて、その不安定さは認めながらも、「価格が上がれば上がるほどリスクは下がる」との見解を示しています。また、「ビットコインの話は非常に簡単で、需要と供給の問題」だとも指摘しており、ビットコインの供給が年率2%程度の成長率である一方、需要はそれよりも早く成長しているため、価格の上昇が続く可能性は高いと見ています。

coinpost.jp

本日、こちらからは以上です。

 

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