本日2024年5月22日(水)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は9,670,000円前後(時価総額:約214.06兆円)です。
昨日の同時刻帯と比べて230,000円安い水準です。
ビットコインは、日本時間22日午前8時半頃にかけて70,380ドル付近へと上昇しました。現時点では69,800ドル付近に落ち着いています。
本日の記事では、米SECが早ければ23日にもイーサリアム現物ETFの上場を承認するとの見方に関する話題や、トランプ前米大統領が仮想通貨による政治献金の受け入れを開始したことにに関する話題を取り上げたいと思います。
【1】イーサリアム現物ETF、23日に承認との見方も高まる
米証券取引委員会(SEC)は、イーサリアム現物ETFの上場申請企業に対して、主要な提出書類の更新を要求。市場では承認に向けて予想外の進展が見られたとの期待が高まっています。
事情に詳しい人物の発言によると、上場審査の最終期限が23日と迫る中、ニューヨーク証券取引所とナスダック証券取引所は、米SECより19b-4ファイリング(取引規則の変更案)の更新を行うよう求められたようです。
これまで、米SECと関連各社との書類に関する面談等やり取りは報じられていなかったことから、最終判断期限に向けて承認への動きが加速しているとの見方も高まっています。
米ブルームバーグ社のETF研究アナリスト、エリック・バルチュナス氏は、米SECの急激ともいえる動向について、米大統領選挙の影響に言及の上、「イーサリアム現物ETFが承認される確率を25%から75%に上げている」とコメントしました。更に、バルチュナス氏は、仮想通貨メディア「The Block」の取材に応じ、「仮想通貨は次期大統領選挙を前に、より政治的な問題となっており、バイデン政権は、仮想通貨業界に対する寛容なイメージを持たせる意図があり、非承認となれば、現大統領政権はアンチ・仮想通貨であるという考えに拍車がかかり、仮想通貨支持派に転じたトランプ候補にとってより有利となり得る」との見方を示しています。
【2】トランプ前米大統領、仮想通貨による献金を受付へ
米共和党の大統領候補ドナルド・トランプ氏は、仮想通貨による政治献金の受け付けを開始したと発表しました。
トランプ候補の公式サイトでは、「私たちは誇りを持って仮想通貨でキャンペーンに貢献する機会を提供します」、「アメリカを再び偉大にする新技術を受け入れる準備ができています」とのコメントと共に、ビットコイン(BTC)の他、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、ドージコイン(DOGE)などの仮想通貨銘柄による献金を受け入れています。
同候補は、今月9日に開催した選挙集会において、仮想通貨業界の支持を表明。仮想通貨投資に対して「彼らが米国で安心して事業をできるように、仮想通貨技術を受け入れる必要はある」との見解を示していました。
また、ブロックチェーン分析会社「Arkham(アーカム)」の調査によると、トランプ候補は今月13日時点で仮想通貨を676万ドル相当(約10.5億円)保有しており、内訳によるとトランプ氏をテーマとしたミームコインMAGA(TRUMP)を7.5億ドル相当、イーサリアムを1.9億ドル相当などを保有しているようです。
一方で、同候補が次期大統領選挙で当選した場合においても、仮想通貨業界を支持する姿勢を維持するかについては注意が必要との声も散見されています。
本日、こちらからは以上です。