ビットコインの値動きや最新情報を、あなたに分かりやすく伝えたい

分かりやすさ重視で、技術的な説明は極力省きます。噛み砕きすぎて一部不正確だったり、解説に主観が交じったりもしますが、分かりやすさ重視のためとご理解ください。

仮想通貨に否定的なゲイツ氏、バフェット氏|次の半減期は2020年5月頃

本日2018年5月8日(火)時点のビットコイン情報をお届けします。
15時頃のビットコイン価格は、1,017,000円前後(時価総額:約17.31兆円)です。

昨日の同時刻帯とほぼ同じ水準です。
10,000ドル超えを果たせずに売られた後、下げ止まった水準で小動きとなっています。

本日の記事では、仮想通貨に否定的なビル・ゲイツ氏、ウォーレン・バフェット氏とそれに反発する仮想通貨投資家層、及びビットコイン最大のファンダメンタルズ要因である「半減期」について取り上げたいと思います。

 

【1】ビル・ゲイツ氏、ウォーレン・バフェット氏 VS 仮想通貨投資家層

マイクロソフト社の創業者であるビル・ゲイツ氏が7日、CNBCの番組の中でビットコインについて「何の価値も生まない」と批判的な見方を示し、もし取引するなら空売りするとの持論を展開しました。

ビル・ゲイツ氏は以前から仮想通貨に対して良いイメージを持っておらず、2月には「仮想通貨はドラッグ類を購入する手段として使われているだけで、結果として死を引き起こす引き金となっている」などと発言し、仮想通貨投資家層から批判が殺到しました。

ビル・ゲイツ氏は主に匿名性の高さを問題視している反面、取引履歴が全て公開されているビットコインと、匿名性の高い一部の仮想通貨を混同して語っているフシがあり、「同様の問題は法定通貨の方が多い」「理解が浅い」との声も挙がっています。

jp.cointelegraph.com

 

また5日には、ウォーレン・バフェット氏も「生産的ではなく悪い結末を迎える」と仮想通貨に対して否定的な見解を示しました。

これに対しても仮想通貨投資家層から、自分が理解できないものには投資しないというスタンスを貫く同氏が、投資もしておらず自ら無知と認めている仮想通貨についてコメントすることに違和感があるとして、従来型の金融機関に多く投資する同氏のポジショントークに過ぎないと指摘する声が出ています。

jp.cointelegraph.com

 

【2】ビットコイン最大のイベント「半減期」、次回は2020年5月頃

総発行数が2100万枚と決められているビットコインは、4月に1,700万枚が採掘済みとなり、未採掘量は残り20%弱となりました。

ただし、マイニングの成功報酬として新規発行される量は約4年毎(21万ブロック毎)に半減していく仕組みのため、全てのビットコインが発行し終わるのは、今から122年先の2140年頃とみられています。

現在、約10分毎に行なわれるマイニングでの報酬額は12.5BTC(約1,280万円)ですが、2020年5月頃には次の半減期を迎えて、報酬額が6.25BTC(約640万円)に減額されます。

ビットコインの価格が2年後も変わっていなければ、単純に報酬額が半分となるため、特に電気代が高い地域のマイニング事業者は赤字に転落し、次々と撤退に追い込まれる可能性があります。

マイニング事業者は、成功報酬に加えて利用者が支払う送金手数料も得られますが、1ブロックに格納されるのは2,000件程度であるため、仮に送金手数料を1件100円としても、1ブロックにつき20万円程度で、成功報酬とは比べものになりません。

前回の半減期(2016年7月)には、報酬額が半減するとマイニング業者が成り立たないという論理から、ビットコインの価格は2倍程度上昇するという考え方が主流となり、実際、半減期が意識され始めた2016年5月後半から6月半ばまで相場が急騰しました。

ビットコイン最大のファンダメンタルズ要因だけに、次回の半減期が近づいてくると様々な考え方が錯綜し、マーケットの変動率が高くなりそうです。

jp.cointelegraph.com

 

本日、こちらからは以上です。

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。