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米SEC委員長、ビットコインETFの審査に「進展があるのは確か」|Bakkt幹部、顧客ビットコインの受け入れ開始で「高い需要を実感」

本日2019年9月10日(火)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は1,105,000円前後(時価総額:約19.80兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べてほぼ横ばいの水準です。
先週末にレジスタンスラインである11,000ドル目前に迫ったビットコインですが、9,500ドル近辺を下限とするディセンディングトライアングルが引き続き強く意識される中、この水準の上抜けに失敗するとし、日本時間9日17時頃には一時10,060ドルまで反落。その後も、10,300ドル前後で上値の重い動きが続いています。

本日の記事では、米SEC委員長のビットコインETFを巡る見解や、Bakktの最新動向について取り上げたいと思います。

 

【1】米SEC委員長、ビットコインETFの審査に「進展があるのは確か」

米証券取引委員会(SEC)のジェイ・クレイトン委員長はこのほどCNBCとのインタビューを行い、ビットコインETFの審査などに関する質問に答えました。

インタビューでは、「ビットコインETFは規制条件をクリアする方向へ進んでいるか」との質問に対し、クレイトン委員長は「簡単に答えるならば、イエスだ」と肯定的に回答しています。

ただ、クレイトン委員長は「進展があるのは確か」とした一方で、「まだ残っている仕事もある」ともコメント。

「カストディがしっかりでき、仮想通貨をきちんと保有できていることを我々はどうやったら知れるのか?さらに難しい問題は、規制のない取引所でトレードが行われる中、価格操作されていないことをどのように証明するのか?だ」と指摘したうえで、これらを解決して金融商品として適切であることを示す必要があると述べています。

肯定的なコメントに目が行きがちではありますが、冷静に見れば、カストディの問題と価格操作の問題というこれまでも最大の課題として挙げられてきた2項目に対するSECの評価は変わっておらず、実質的には進展がないようにも思えます。

SECによる承認判断の最終期限は、仮想通貨ファンドのBitwise Asset Management版が10月13日、投資運用会社VanEck版が10月18日。
市場の期待通りビットコインETFの承認が実現するのか否か、その時が待たれます。

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【2】Bakkt幹部、顧客ビットコインの受け入れ開始で「高い需要を実感」

米インターコンチネンタル・エクスチェンジ(ICE)の子会社BakktのCOO(最高執行責任者)アダム・ホワイト氏は10日、公式ブログの中で、顧客ビットコインの受け入れ開始による資金流入を受けて、機関投資家の高い需要を実感しているとコメントしました。

Bakktは、今月23日に予定している現物受け渡しのビットコイン先物取引の開始に先立ち、6日からウェアハウス(Warehouse)にて、顧客ビットコインの受け入れを開始させています。

ホワイト氏によると、7月に実施したユーザー受け入れテストの段階でも多くの機関投資家から関心を示されたものの、今回実際に顧客ビットコインの受け入れが開始されたことで、さらにクライアントが増えているといいます。

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具体的な入金額は明かしていないものの、顧客ビットコインの受け入れを開始した6日に、15のウォレットから1つのウォレットに9万4,000BTC(約1,030億円)が移動していることから、これがBakktに関係するものではないかと見られています。

なお、仮想通貨メディアのThe Blockによると、これは世界で5番目に多いBTCを保有するウォレットとなり、仮想通貨取引所と関係のないウォレットとしては最大になるようです。

Bakktが現物受け渡しのビットコイン先物を開始させることで、機関投資家の参入拡大が期待される中、上値の重さが目立つビットコイン相場の起爆剤となるのか、サービスローンチ後の値動きが注目されます。

jp.cointelegraph.com

本日、こちらからは以上です。

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。