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仮想通貨分析企業Delphi Digital、「BTCに強気にならない方が難しい」|「金持ち父さん」著者のキヨサキ氏、3年後に1BTC=75,000ドルと予測

本日2020年5月19日(火)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は1,024,000円前後(時価総額:約18.82兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて約30,000円安い水準です。
10,000ドルの大台へのチャレンジが続いていたビットコインですが、大台手前での上値の重さを確認するとやや売りに押される展開となり、日本時間19日13時頃に一時9,455ドルへと反落しています。

本日の記事では、仮想通貨分析企業Delphi Digitalと、「金持ち父さん 貧乏父さん」の著者ロバート・キヨサキ氏が示した、ビットコインに対する強気な見通しを取り上げたいと思います。

 

【1】仮想通貨分析企業Delphi Digital、「BTCに強気にならない方が難しい」

米仮想通貨分析企業Delphi Digitalはこのほど、レポート「The State of Bitcoin 2020(ビットコインの現況 2020) 」を公表し、ビットコインに対して強気の見通しを示しました。

レポートでは、ビットコイン市場の注目すべきトレンドとして、10BTC未満を保有するウォレットの割合が2015年1月時点の6.1%から、足元で14.3%にまで拡大していることや、1,000BTC~10,000BTCを保有する大口ウォレットの数が、2019年初頭から250以上増加し、その保有量も50万BTC増えていることを挙げています。

こうした動きの背景としては、取引所やカストディ機関へのビットコインの移動や、大口投資家(クジラ)によるビットコインの蓄積が考えられます。ただ、取引所の保有量は減少傾向であり、カストディ機関も16万BTCの保有にとどまっていることから、同社はクジラによる蓄積が主因と見ています。

大口ウォレット数は価格が低迷すると増加し、価格が上昇すると減少する傾向があるため、その数と保有量の増加は先行きの価格を占ううえでポジティブな指標になるとしています。

また、足元のビットコインの保有状況が、前回2016年の半減期前と酷似していると指摘。1年以上移動していないビットコインが全供給量の59%(2016年:58%)、3年以上移動していないものが27.8%(同27.1%)となっているとしています。

さらに、過去3ヶ月間で移動したビットコインは全体の20%と、2016年の23.2%より低い水準となっているなど、先行きに強気な長期保有者が拡大していると考えられる現在の環境は、新規需要が価格に与える影響の最大化に繋がると見ています。

その他にもレポートでは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済対策のため、世界的に財政出動が加速している中、アメリカの債務残高の対GDP比は第二次世界大戦時(約120%)を上回る見通しで、法定通貨の信用リスクの高まりへの備えから、金やビットコインの需要が大幅に増加すると指摘。

加えて、4兆円規模のヘッジファンド「チューダー・インベストメント」の創業者ポール・チューダー・ジョーンズ氏が先日、個人資産の約2%をビットコインに投資し、今後自身のファンドでもビットコイン先物投資を検討していることを明かしており、こうした好材料を踏まえれば「ビットコインに強気にならない方が難しい」との見解を示しています。

www.delphidigital.io

【2】「金持ち父さん」著者のキヨサキ氏、3年後に1BTC=75,000ドルと予測

発行部数4,000万部超を誇る世界的ベストセラー「金持ち父さん 貧乏父さん(Rich Dad Poor Dad)」の著者ロバート・キヨサキ氏はこのほど、自身のTwitterでビットコインの先行きに非常に強気な見方を示しました。

キヨサキ氏は「経済は死んでいる。FED(連邦準備制度)は無能」だと指摘。新型コロナウイルスの影響を受けた経済を支援するため、今後も数兆ドル規模の財政支出が必要になると見ており、将来的なインフレリスクへの備えから金や銀、そしてビットコインを買い増したことを明らかにしています。

また、キヨサキ氏はこれら3つの資産の価格予想も提示。金は1年後に3,000ドル(現在約1,700ドル)、銀は5年後に40ドル(同17ドル)、ビットコインは3年後に75,000ドル(同9,500ドル)になると見ています。

キヨサキ氏はフォロワーに対し、金やビットコインを含めた資産分散を行い、「最悪の事態への最高の準備」をするよう推奨。先述したポール・チューダー・ジョーンズ氏も、インフレリスクへの懸念から個人資産の一部をビットコインに投じており、インフレヘッジ手段としてのビットコイン投資は今後も拡大が期待できそうです。

 本日、こちらからは以上です。

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。