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コインシェアーズ、BTCは「ポートフォリオの4%」が最適|BTCは投資家にとって実質マイナス金利時代の「最愛の人」に

本日2020年8月13日(木)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は1,240,000円前後(時価総額:約22.88兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて約25,000円高い水準です。
ビットコインは米ハイテク株や金(ゴールド)などの下落につられ、日本時間12日6時頃に一時11,130ドルと、約1週間ぶりの安値水準まで下落したものの、その後は買い戻しが優勢となり、同13日9時頃には一時11,666ドルまで反発しています。

本日の記事では、ポートフォリオへのビットコインの組み入れを巡る英仮想通貨投資会社CoinShares(コインシェアーズ)のレポートや、実質マイナス金利時代のビットコインについて語ったドイツの著名ジャーナリストの見解を取り上げたいと思います。

 

【1】コインシェアーズ、BTCは「ポートフォリオの4%」が最適

英仮想通貨投資会社CoinShares(コインシェアーズ)は10日に公表したレポートの中で、投資家はポートフォリオの「4%」程度をビットコインに振り向けるのが最適であるとの見解を示しました。

ヘッジファンド業界の大物ポール・チューダー・ジョーンズ氏が、自身の資産の2%ほどをビットコインに変えたことを明らかにしているように、これまで資産の「1~2%」程度をビットコインに配分することが専門家の主流な意見となっていました。

今回コインシェアーズは、ビットコインが信頼できる価値保存手段であるかをテストするため、「株式60%+米国債40%」という伝統的な投資ポートフォリオのうち、4%程度をビットコインに置き換え(株式と債券をそれぞれ2%ずつ減額)た場合のパフォーマンスを分析。

それによると2015年以降、ポートフォリオにビットコインを加えることで、年換算収益率が9.7%向上したとしています。

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ポートフォリオの4%をBTCにした場合のリターンと最大下落率(CoinSharesより)

また、コインシェアーズはレポートで、「ビットコインはテクノロジースタートアップ企業のようなリスクを秘めている」と指摘。価値がゼロの状態からスタートし、現在の状況まで至っている事実はビットコインに良い評判をもたらしており、「ポテンシャルが最大限に発揮できれば、その価値は測定不能なものになる」ものの、その一方で「完全に失敗し、価値がゼロに近くなる可能性も残る」との見解を示しています。

coinpost.jp

【2】BTCは投資家にとって実質マイナス金利時代の「最愛の人」に

ドイツの著名ジャーナリスト、ホルガー・ズシャエピッツ氏はこのほど自身のTwitterで、各国中央銀行のバランスシートが大規模な金融緩和策によって急激に膨らみ、実質マイナス金利の時代が到来する中、ビットコインは投資家にとって新たな「最愛の人」になるとの見解を示しました。

同氏は、ビットコインの価格は中央銀行の統合されたバランスシートに従うと考えており、新型コロナウイルスの影響で急激に拡大する各国中央銀行のバランスシートの動きに対し、ビットコイン価格が全く追い付いていないと見ているようです。

なお、ズシャエピッツ氏はドイツメディア「Die Welt」に寄稿した記事で、ビットコイン支持者として知られる、ベストセラー「金持ち父さん貧乏父さん」の著者ロバート・キヨサキ氏の主張を紹介。

キヨサキ氏は、「金(ゴールド)は2020年に35%上昇。S&Pはわずか3%だ。銀は素晴らしいが、それでも過去最高値を30%下回っている」としたうえで、「数量に制限があり、産業界で使用されており、予算が限られている人でも購入できるビットコインが最適。最速の馬になると予想している」との見解を示しています。

 本日、こちらからは以上です。

 

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