ビットコインの値動きや最新情報を、あなたに分かりやすく伝えたい

分かりやすさ重視で、技術的な説明は極力省きます。噛み砕きすぎて一部不正確だったり、解説に主観が交じったりもしますが、分かりやすさ重視のためとご理解ください。

デジタル資産投資商品へ大幅な資金流入を記録=コインシェアーズ|仮想通貨取引所メルカド・ビットコイン、ブラジルのCBDC試験参加へ

本日2023年6月28日(水)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は4,300,000円前後(時価総額:約85.10兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて20,000円高い水準です。
ビットコインは、日本時間28日午前11時過ぎにかけて30,300ドル付近へと軟調に推移しました。現時点では30,400ドル付近に落ち着いています。

本日の記事では、コインシェアーズの週刊レポートが先週のデジタル資産投資商品への大幅な資金流入を報じた話題や、ブラジルの仮想通貨取引所メルカドビットコインが国内CBDCの実証実験への参加を表明したことに関する話題を取り上げたいと思います。

【1】デジタル資産投資商品へ大幅な資金流入を記録=コインシェアーズ

英仮想通貨運用会社「Coin Shares(コインシェアーズ)」は26日、今月23日までの1週間に仮想通貨ファンドへ2022年7月以降最大となる資金流入額を記録したとのレポートを発表しました。

同社のウィークリー・レポートによると、先週の資金流入額は1億9,910万ドル(約286.7億円)に上り、特にビットコイン(BTC)ファンドへの資金流入額は1億8,760万ドル(約270億円)と、流入額全体の94%を占めました。一方、イーサリアム(ETH)への資金流入額は780万ドル(約11.2億円)に留まるなど、アルトコインへの波及はごくわずかな資金流入となりました。
なお、今月16日まで9週連続となる流出超過が続き、流出額は累計で4億2,300万ドル(約609億円)に及んでいました。

地域別の資金流入額は、ドイツが8,550万ドル(約123億円)、米国が5,890万ドル、カナダが4,530万ドル(約65億円)となり、年初からの累計では、米国が2億600万ドル(約296.6億円)で首位を維持し、カナダは2億2,300万ドル(約321億円)の流出へと流出額が減少しています。

なおレポートでは、資金流入額の大幅な増加について、米資産運用大手「BlackRock Inc.(ブラックロック)」が米証券取引委員会(SEC)へ現物型ビットコインETFを申請して以降、複数のETF発行体からの申請が相次いだことによるセンチメントの変化が影響していると見ています。

blog.coinshares.com

【2】仮想通貨取引所メルカドビットコイン、ブラジルのCBDC試験参加へ

ラテンアメリカ最大級の仮想通貨取引所「Mercado Bitcoinメルカドビットコイン)」が、ブラジル中央銀行が推進する中央銀行デジタル通貨(CBDC)のパイロットテストへ参加することを明らかにしました。

地元メディアによるとブラジル中銀は、メルカドビットコインブロックチェーン技術と仮想通貨の活用について有益な役割を果たすと考え、プロジェクトへの参加を決定したと報じています。

メルカドビットコインは、国内の金融ネットワークにアクセス可能となるライセンスを保有していないため、当初ブラジル中銀が発表したCBDC「デジタル・レアル」の実証実験プロジェクトへの参加企業に選ばれていませんでした。

しかし今月2日、メルカドビットコインがブラジル中銀より電子マネー発行者というポジションのもと、決済機関として運営する認可を受けたことにより、プロジェクトへの参加を決定しました。

メルカドビットコインの親会社「2TMグループ」の取締役会長兼CEOであるロベルト・ダニョーニ氏は今回の認可について、「ブラジル中央銀行の承認は私たちにとって非常に重要なステップだ。これにより、私たちは事業の拡大を続け、顧客により良いサービスを提供できるようになる」との声明を発表していました。

なお、ブラジル中銀が5月に実証実験プロジェクトへの参加企業第一弾を発表した際には、米決済大手「VISA」や米IT大手「マイクロソフト」、デジタル技術企業「7COMm」、スペインの「サンタンデール銀行」のほか、デジタル銀行「バンコ・インター」やイタウ・ウニバンコなど国内の金融機関の参加を明らかにしていました。

coinpost.jp

本日、こちらからは以上です。

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。