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「ソロスの右腕」ドラッケンミラー氏、BTCの保有を明かす|著名投資家ビル・ミラー氏、「全ての主要銀行がBTCに投資する可能性」

本日2020年11月10日(火)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は1,603,000円前後(時価総額:約29.71兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて約10,000円高い水準です。
ビットコインは米製薬大手ファイザーが開発している新型コロナウイルスのワクチンに関する報道を巡って思惑が交錯し、大きく乱高下する場面が見られたものの、日本時間朝方には15,300ドル付近と報道前の水準にほぼ戻る動きとなっています。

本日の記事では、“ソロスの右腕”と称されたスタンレー・ドラッケンミラー氏がビットコインの保有を明かした話題や、米著名投資家ビル・ミラー氏によるビットコインへの強気発言を取り上げたいと思います。

 

【1】「ソロスの右腕」ドラッケンミラー氏、BTCの保有を明かす

米著名投資家スタンレー・ドラッケンミラー氏はこのほど、米CNBCとのインタビューの中で、ビットコインを保有していることを明かしました。具体的な保有額は明かしていないものの、金(ゴールド)の保有額よりはずっと少ないとしています。

昨年時点ではドラッケンミラー氏は、ビットコインについて「なぜこれが必要なのか理解できない」との見解を示すなど、否定的な立場をとっていましたが、この1年ほどで考えが大きく変化したようです。

ドラッケンミラー氏は、世界三大投資家に数えられるジョージ・ソロス氏率いる伝説のヘッジファンド「クォンタム・ファンド」で運用に携わり、“ソロスの右腕”とも称された人物で、個人資産は約45億ドル(約4,800億円)に上ります。

クォンタム・ファンドと言えば、イギリス政府の為替介入に対抗してポンドの空売りを行い、巨額の利益を得たエピソードが有名で、この一件によってソロス氏は“イングランド銀行を破産させた男”との称号を得ることになりましたが、実際にはこの取引の発案者はドラッケンミラー氏だということが後に明らかになっています。

そんなドラッケンミラー氏は、今後3~4年はドルの減価が続くと予想。ビットコインについて、ミレニアル世代(2000年以降に成人を迎えた世代)だけでなく、西海岸のテック企業にとっても価値の保存手段として高い魅力を有していると評価。また、ビットコインは2009年の誕生以降、着実にブランド価値を高めており、日を追うごとに安定してきているとも語っています。

なお、ドル安へのヘッジ手段としてゴールドにより多くの資金を振り向けているドラッケンミラー氏ですが、「ゴールドへの投資が上手くいけば、おそらくビットコインへの投資はもっと上手くいく」と予測。

そう考える理由として、「両資産の相関性の高さ」と「ビットコインの供給量がゴールドよりも明確に定められていること」を挙げています。

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【2】著名投資家ビル・ミラー氏、「全ての主要銀行がBTCに投資する可能性」

米著名投資家のビル・ミラー氏はこのほど、米CNBCの投資番組に出演し、「全ての主要な銀行や投資銀行、大企業は、最終的にビットコインやそれに類似したもの(ゴールドなど)へのエクスポージャーを取ることになる」との見解を示しました。

そのうえで、「現在ビットコインに触れていない人は、今からでも投資を行うことを強く推奨する」と語っています。

ミラー氏は、米大手資産運用会社レッグメイソン・キャピタル・マネジメントで会長兼最高投資責任者を務めた人物で、ウォーレン・バフェット氏やピーター・リンチ氏などと並ぶアメリカを代表する投資家のひとりです。

いまや押しも押されぬ世界的企業となったアマゾンやグーグルなどにも、懐疑的な見方が多かったIT黎明期から投資を行うなど、先見の明のある人物として知られており、ビットコインについても200ドル台の頃から投資を行い、現在も保有し続けていることを明かしています。

ミラー氏は、ビットコイン価格は「非常に不安定」だとしながらも、持続力は日に日に良くなっており、「ゼロになるリスクはこれまでよりもはるかに低くなっている」と指摘。「ビットコインの話は非常に簡単で、需要と供給の問題」だと指摘。ビットコインの供給が年率2.5%程度で成長している一方で、需要はそれよりも早く成長しているため、価格の上昇に繋がっているとしています。

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本日、こちらからは以上です。

 

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