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BTCは「金融破局に対する保険」=著名投資家のビル・ミラー氏|BTCを購入しない主な理由は「理解不足」=米決済大手Block

本日2022年5月30日(月)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は3,800,000円前後(時価総額:約73.36兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて170,000円高い水準です。
先週末にかけて29,000ドル付近で推移したビットコインは、日本時間30日午後1時過ぎにかけて30,000ドル付近へと上昇しています。

本日の記事では、著名投資家のビル・ミラー氏がビットコインについて「金融破局に対する保険」との見解を示した話題や、米決済大手Blockがビットコインを購入しない主な理由を「理解不足」とする調査結果を発表したことに関する話題を取り上げたいと思います。

【1】BTCは「金融破局に対する保険」=著名投資家のビル・ミラー氏

投資会社「ミラー・バリュー・パートナーズ」の創業者で米国の著名投資家ビル・ミラー氏は、ビットコイン(BTC)について「金融破局に対する保険」との見解を示しました。

ミラー氏は24日、ポットキャスト「Richer, Wiser, Happier」にゲストとして出演し、「米国がアフガニスタンから撤退したとき、ウエスタンユニオン(米金融及び通信事業会社)はアフガニスタンへの送金やそこからの送金を停止したが、ビットコインを持っていれば問題はなかった。ビットコインなら、電話さえあれば、世界中の誰にでも送れる」とコメント。2021年8月に米国軍がアフガニスタンから完全撤退した際の状況を例に挙げ、紛争に巻き込まれた人々が金融商品へのアクセスを可能とする手段として、仮想通貨を支持する姿勢を表明しました。

さらに同氏は、「FRB(米連邦準備制度理事会)が介入し、マネーサプライをガンガン上げて、住宅ローン金利を救済し始めたとき(中略)ビットコインは問題なく機能した。このシステムは、FRBや他の干渉なしに機能した。誰もがビットコインを手に入れ、価格は調整され、そしてビットコイナーが『待てよ、この先インフレになるぞ』と気付いた時、ビットコインは一気に高騰することになった」と語り、パンデミックの初期段階とそれに対するFRBの反応、そしてその時のビットコインのパフォーマンスについて、「私は、それは保険だと思っている」と言及しました。

また、ミラー氏は、著名投資家ウォーレン・バフェット氏が4月30日、同氏の率いる米投資会社「バークシャー・ハサウェイ」の年次株主総会の席上、ビットコインについて「25ドルの価値にも満たない」と非難したことに関して、バフェット氏の主張はあくまで主観的なものでしかないと指摘の上、無視するべきだと主張しました。
さらに、「投資の目的は生産的な資産を所有することではなく、その目的はお金を稼ぐことだ」と強調しています。

なおミラー氏は、現在のビットコインの保有状況について、自分の資金の「40%~50%」がアマゾン株であり、ビットコインの保有量は「アマゾンと同じくらい」と明かし、自身の純資産の80%が2つの資産で分けられていると語りました。

jp.cointelegraph.com

 

【2】BTCを購入しない主な理由は「理解不足」=米決済大手Block

米決済大手「Block(旧スクエア)」がビットコイン(BTC)に関する意識調査を実施し、ビットコインを購入しない最大の理由を「良く知らいため」であると発表しました。

Blockは米市場調査会社「Wakefield Research」と共同で、日本や米国、英国、ドイツ、中国など世界14カ国、9,500人を対象として2022年1月~2月にかけてビットコインの知識と認識に対する調査を実施しました。

調査の結果、ビットコインを購入しない理由として、51%の回答者が「ビットコインについて十分に知らない」ことを挙げました。その他の回答として、32%は「サイバーセキュリティや盗難リスク」、30%は「価格変動の大きさ」を理由として挙げています。

さらに、自身の仮想通貨の知識を「かなり~専門家レベル」と回答したグループでは、41%が来年ビットコインを購入する可能性があると答えていたことに対して、仮想通貨の知識が「知識がない~非常に限られている」と回答したグループでは、7.9%に留まり、ビットコインに対する知識レベルが今後の購入動向に大きな影響を与えていることも明らかとなりました。
また、ビットコインの購入理由について、高所得の回答者の多くが投資目的であったことに対して、低所得の回答者では、決済や送金を主な購入理由として挙げていました。

なお、ビットコインの信奉者として知られ、BlockのCEOを務めるジャック・ドーシー氏は、同社の投資家説明会の席上、ビットコインを「グローバルな資金伝送のオープンスタンダード」と形容し、同社全てのビジネスを迅速に世界に展開することを可能にすると述べました。また、技術的にインターネットのネイティブ通貨としての役割を果たせるのは、ビットコインのみだとも主張しています。

coinpost.jp

本日、こちらからは以上です。

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