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香港政府、仮想通貨領域の促進に向けた政府方針を発表|インド中銀、今月中にCBDCの試験運用を開始

本日2022年11月2日(水)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は3,000,000円前後(時価総額:約57.89兆円)です。

昨日の同時刻帯とほぼ同水準で推移しています。
昨日のビットコインは、概ね20,500ドル付近での方向感に乏しい値動きを続けました。

本日の記事では、香港政府が仮想通貨領域の発展と促進に向けた政府声明を発表したことに関する話題や、インド中銀が今月にもCBDCの試験運用を開始するとの発表に関する話題を取り上げたいと思います。

【1】香港政府、仮想通貨領域の促進に向けた政府方針を発表

香港政府は先月31日、香港における仮想通貨業界の発展を視野に入れた新しい政府声明を発表しました。

香港政府は、「活況のある仮想通貨エコシステムを構築していく」ことを表明。持続可能性があり責任ある仮想通貨領域の発展を促進するため、金融規制当局と連携して法整備を整える方針を明らかにしました。

具体的には、仮想通貨規制の枠組みを明確に確立し、新たな仮想通貨サービスプロバイダ(VASP)向けライセンス制度の導入や世界の取引所と協力し、新たなビジネスチャンスを求める企業の誘致を呼び掛ける用意があると述べています。

また、香港証券先物委員会(SFC)は、個人投資家の仮想通貨投資を一部可能とする方法について協議する予定を示唆。さらに、仮想通貨先物ETF(上場投資信託)の取り扱いについても前向きな姿勢を示しています。
公募を検討している事業者に対しては、認可のためにユニットトラストとミューチュアルファンドに以前課された要件に加えて、「規制遵守の優れた実績」とともに、同様の投資手段を考慮した3年間のETF運用経験が必要とするなど要件を設定し、当初はビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)先物に連動するETFの上場のみを認めることも伝えています。

また、香港政府は、規制問題に関して仮想通貨取引所と対話する用意があることを発表。その他、NFT(非代替性トークン)、デジタル香港ドルなど多くのパイロットプロジェクト等を立ち上げる予定も示しています。

coinpost.jp

【2】インド中銀、今月中にCBDCの試験運用を開始

インドの中央銀行にあたる「インド準備銀行(RBI)」は先月31日、ホールセール部門向けの中央銀行デジタル通貨(CBDC)「デジタル・ルピー」の試験運用を11月1日より開始すると発表しました。

ロイター通信によると、この試験運用には、インド国内銀行最大手の「インドステイト銀行」の他、現地で事業を展開するユニオンバンク・オブ・インディア、HDFC銀行、ICICI銀行、コタック・マヒンドラ銀行、イエス銀行、IDFCファースト銀行、HSBCなど合わせて9つの銀行が試験的に参加する予定です。

RBIは、パイロット版のユースケースとして、公債の流通市場取引の決済を挙げ、デジタルルピーは決済取引のコストを削減することで、銀行間市場の更なる効率化も期待できると述べています。また、小売店向けのデジタルルピーについては、1ヵ月以内に一部の場所で運用を開始するとしています。

RBIは先月7日、CBDCの開発に関する報告書を発表し、世界中の多くの中央銀行が開発に取り組んでいるCBDCの認知度を高めるとともに、CBDCを導入する目的、どういった選択肢があるかに加えて、デジタルルピーをインドに導入する際の潜在的なメリット・デメリットの明確な定義に取り組むことを明らかにしています。

jp.cointelegraph.com

本日、こちらからは以上です。

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