本日2023年1月6日（金）時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は2,200,000円前後（時価総額：約43.39兆円）です。
昨日の同時刻帯とほぼ同水準で推移しています。
ビットコインは、概ね16,800ドル付近に落ち着いています。
本日の記事では、米FRBなど米規制当局が銀行へ向け仮想通貨関連リスクへの注意を促す共同声明を発表した話題や、トルコ中央銀行がCBDCに関する実証実験の計画を発表したことに関する話題を取り上げたいと思います。
【１】米FRBなど米規制当局、仮想通貨関連リスクを銀行に警告
米連邦準備制度理事会（FRB）並びに連邦預金保険公社（FDIC）、通貨監督庁（OCC）は3日、仮想通貨が銀行組織にもたらすリスクについて注意を促す共同声明を発表しました。
当局は、昨年発生したテラエコシステムの崩壊や仮想通貨取引所FTXの破綻など仮想通貨分野における大きな変動や脆弱性の露呈に言及。銀行組織が認識すべき、仮想通貨及び仮想通貨セクターへの参加者に関連する重要なリスクを以下の通り指摘しました。
- 仮想通貨セクター参加者間の不正や詐欺のリスク
- カストディ業務、トークン償還、所有権に関する法的不確実性
- 仮想通貨取扱企業による不正確又は誤解を招く表現や開示
- 仮想通貨市場のボラティリティ及び仮想通貨取扱企業に関連する預金フローへの影響
- ステーブルコインの暴落リスク及びステーブルコイン準備金を保有する銀行の預金が流出するリスク
- 仮想通貨セクターのリスク管理及びガバナンスの実践に関する成熟度や堅牢性の欠如
- オープン、パブリック、分散型ネットワーク、または類似のシステムに関連するリスク
オープン、パブリックなネットワークに関連するリスクについては、システム監視機構や責任範囲の基準の欠如、サイバー攻撃リスクやその他の脆弱性があると言及しています。
さらに、仮想通貨企業の相互接続についても、セクター内企業の一部が、資金面などで相互に結びついており、問題の発生時に仮想通貨セクター内で波及する可能性がある点を指摘しています。
なお当局は、今後も銀行組織の仮想通貨関連エクスポージャーを注意深く監視し、必要に応じて仮想通貨関連業務への銀行組織の関与に関連する追加的な声明を発表する予定としています。
【２】トルコ中央銀行、2023年のCBDC実証試験の継続を発表
トルコ中央銀行（CBRT）は、中央銀行デジタル通貨（CBDC）に当たる「デジタル・トルコリラ」を利用した最初の決済取引試験を完了したと発表。さらに2023年を通じて試験を継続する計画であると発表しました。
CBRTは先月29日、中央銀行当局の主導で実施したデジタル・トルコリラ・プロジェクトの第一段階の研究範囲として、デジタル・トルコリラ・ネットワーク上で、最初の決済取引の実行に成功したことを明らかにしました。
また、2023年の第1四半期にも技術関係者とともにクローズドサーキットでのパイロットテストの実施を予定しており、これらの試験から得られた結果については、「包括的な評価報告書」を通じて一般に共有されるとしています。
CBRTの最新の声明によると、決済システムにおける分散型台帳技術の利用と、インスタント決済システムとの「統合」テストを引き続き実施する予定のようです。
なおCBRTは、2021年9月の段階でCBDCの導入を検討していることを明らかにしていたものの、「デジタル・トルコリラの発行に関して最終的な決定を下していない」と述べていました。
本日、こちらからは以上です。
