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イエレン米財務長官、ニュース番組で仮想通貨に対する意見を語る|日本銀行、CBDCの実証試験を4月よりフェーズ2へ移行

本日2022年3月28日(月)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は5,700,000円前後(時価総額:約110.17兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて300,000円高い水準です。
ビットコインは、日本時間28日午前9時半頃にかけて47,600ドル付近へと上昇しました。現時点では47,000ドル付近に落ち着いています。

本日の記事では、米国のイエレン財務長官が、ニュース番組で仮想通貨に対する意見を語ったとの話題や、日本銀行が推進するCBDCの実証試験がフェーズ2に移行することに関する話題を取り上げたいと思います。

【1】イエレン米財務長官、ニュース番組で仮想通貨に対する意見を語る

米国のジャネット・イエレン財務長官は25日、ビジネスニュースチャンネル「CNBC」で放送されている経済ニュース番組「Squawk Box」に出演し、仮想通貨に対する意見を示しました。

「Squawk Box」に出演したイエレン財務長官は、インタビュアーによる、ロシア連邦議会エネルギー委員会のパヴェル・ザヴァルニー委員長が、天然ガスなどを輸出する際の決済方法のひとつとしてビットコイン(BTC)での支払いを受け付けると発言したことに関連する質問に対して、「仮想通貨は飛躍的に成長し、今や取引というより、多くの米国人投資判断において重要な役割を果たしている。大統領は数週間前に大統領令を出し、仮想通貨の規制を検討するように我々や他の機関に命じた」とコメントした上で、金融の安定性、消費者投資家の保護、不正取引への利用についての懸念にも言及し「私は少し懐疑的です」と述べました。
一方、仮想通貨がもたらす恩恵について、決済システムにおけるイノベーションは健全なものであるとの認識も示しており、いずれは健全なイノベーションの実現に向けた規制環境を整備するための提言を行いたいと発言しました。

イエレン財務長官は、昨年2月に仮想通貨をマネーロンダリングや麻薬密売といった犯罪に利用するケースに対して懸念を表明するなど、以前から仮想通貨に対して否定的な見方をすることで知られていました。

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【2】日本銀行、CBDCの実証試験を4月よりフェーズ2へ移行

日本銀行は25日、現在進行中の中央銀行デジタル通貨(CBDC)の実証試験フェーズ1を3月中に終了し、4月よりフェーズ2に移行する予定と発表しました。

日本銀行は、2020年10月に発表した「中央銀行デジタル通貨に関する日本銀行の取り組み方針」に沿って、2021年4月より実施しているCBDCの基本機能(発行、流通、還収)に関する実証試験を、予定通り3月中に終了し、4月より実証試験のフェーズ2に移行し、様々な「周辺機能」を付加して、その実現の可能性や課題の検証を開始すると発表しました。具体的には、「仲介機関間・外部システムとの連携」や「決済の利便性向上」などが研究される予定となっています。

CBDCの研究・実証試験は世界各国で行われており、中国では中国人民銀行を中心として各地でCBDCを「紅包(金銭的な贈り物)」として配布する実証試験を実施しています。
また、米国では2022年1月下旬、米連邦準備制度理事会(FRB)がCBDC発行に関するメリットやデメリットを洗い出す協議書を発行。2月には、ラエル・ブレイナードFRB理事が「米国がCBDCに関する研究と政府開発の最前線に立つことが不可欠」との見解を示していました。

また、ビットコイン(BTC)を法定通貨として採用することが議論されているマレーシアでは、財務省のモハド・シャハー・アブドラ副財務相が、24日の議会でマレーシアは法定通貨としてビットコインを認める計画はないと発言。「ビットコインのような仮想通貨は、様々な制限があるため、支払い手段としての使用には適していない」との見方を示し、さらにボラティリティやサイバー攻撃のリスクについても言及しました。一方で同氏は、マレーシアでは支払い手段として仮想通貨を採用する代わりにCBDCの可能性を検討していくと述べています。

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本日、こちらからは以上です。

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