ビットコインの値動きや最新情報を、あなたに分かりやすく伝えたい

分かりやすさ重視で、技術的な説明は極力省きます。噛み砕きすぎて一部不正確だったり、解説に主観が交じったりもしますが、分かりやすさ重視のためとご理解ください。

ニューヨーク証券取引所も参入、盛り上がりを見せるNFT市場|TIME誌、グレイスケールからの動画制作報酬をBTCで受け取りへ

本日2021年4月14日(水)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は6,900,000円前後(時価総額:約129.66兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて300,000円高い水準です。
ビットコインは、日本時間14日13時頃にかけて64,311ドルまで史上最高値を
更新しています。

本日の記事では、ニューヨーク証券取引所(NYSE)のNFT発行の話題や、
TIME誌が報道動画制作報酬をビットコインで受領するとの話題を取り上げたい
と思います。

 

 

【1】ニューヨーク証券取引所も参入、盛り上がりを見せるNFT市場

米ニューヨーク証券取引所(NYSE)はこのほど、人気テック企業の上場を祝う
「NFT(ノンファンジブル・トークン)」を発行したことを発表しました。

今回のNFT発行は「NYSE First Trade NFT」と題した企画によるもので、企業の
最初の株式取引の記録を10秒間の動画にし、仮想通貨関連企業Crypto.comの
ネイティブブロックチェーンでNFTを発行しています。

NYSEは企画の第一弾として、近年上場した中でも大きな注目を集めた6社を選定。
史上初の直接上場を果たした音楽配信サービス最大手スポティファイ、米ソフト
ウェア業界最大のIPOとなったスノーフレーク、ゲームエンジン大手ユニティ・
ソフトウェア、米フードデリバリー大手ドアダッシュ、米オンラインゲーム大手
ロブロックス、現時点で今年最大のIPOとなっている韓国EC大手クーパンの最初
の株式取引の記録がNFTとして発行されています。

NYSEは今回の企画について、「我々はイノベーションを推進している。我々は
直接上場やSPAC(特別買収目的会社)による上場も取り入れてきた。今後はNFT
というイノベーションの新たな波も広めていきたい」とコメント。今後も多くの
NFTを発行していきたいとしています。

coinpost.jp

なお、NFT市場の拡大を映す報道は、この数日だけでも様々確認されています。

今月13日には、Caas(コミュニケーション・アズ・ア・サービス)事業を手掛け
るケースメールが、米郵政公社(USPS)から郵便用NFT「ePostageラベル」の
生産者として、初めて承認されたことを発表しています。

ePostageラベルは、世界初のブロックチェーンで生成されたデジタル郵便切手と
なり、郵便物にデジタル押印することで出荷や郵送に関する全てのデータが
ブロックチェーン上に記録され、デジタル資産と実物資産の両方が検証可能に
なるといいます。

ケースメールのジョー・ルイス創業者兼CEOは、同サービスをまず法律関係者や
政府機関に限定して提供を開始し、今年第2四半期(6~9月)には一般消費者
向けにサービスを拡大する考えを示しています。

jp.cointelegraph.com

また、NFTブームの火付け役になったもののひとつとして、NBA(全米プロバスケ
ットボール)の名シーンのハイライト動画を、NFTを活用してデジタルトレーデ
ィングカードにした「NBA Top Shot」が挙げられますが、同様の動きがMLB
(メジャーリーグ・ベースボール)」にも広がってきています。

米トレーディングカード大手トップスは今月20日から、MLBやMLB選手会と連携し、
野球カードをNFTで展開することを発表。オンラインゲームアイテムの分散型
取引プラットフォーム「WAX」のブロックチェーンを活用し、「コモン(一般)」
から「レジェンド(伝説)」まで様々なレアリティのカードを発行するとして
います。

ただ、NBA Top Shotではデジタル化を生かしたカード上の選手の動きが人気に
繋がっているものの、MLBが発行するNFT版野球カードは背景の動きやホログラム
にとどまるようです。

jp.cointelegraph.com

【2】TIME誌、グレイスケールからの動画制作報酬をBTCで受け取りへ

米大手仮想通貨投資会社グレイスケールのマイケル・ソンネンシャインCEOは
このほど、米ニュース情報誌「TIME」と提携してビットコインを始めとする
仮想通貨に関する説明動画を共同制作し、今夏に公開することを明らかにしました。

また、ソンネンシャイン氏によると、動画制作に伴い発生する報酬の支払いを
ビットコインで行うことでTIME側と合意しており、TIMEは受け取ったビットコイン
を売却せずにそのまま財務資産として保有する意向を示しているといいます。

TIMEは仮想通貨分野への積極的な取り組みを行っており、先月には3つのTIME誌
のカバーをトークン化してNFTマーケットプレイスのSuperRareに出品。このうち、
3月29日号「法定通貨の将来性は絶たれたか」のカバーは、20ETH(約500万円)
で入札されています。

また、同じく先月にはビットコインや仮想通貨に詳しい最高財務責任者の求人募集
をしており、この時から同社が財務資産としてビットコインを保有するのでは
ないかとの憶測が広がっていました。

coinpost.jp

本日、こちらからは以上です。

 

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。