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オーストラリアの大手退職基金、仮想通貨投資を検討中|米金融大手モルガン・スタンレー、GBTCの買い増しを実施

本日2021年11月26日(金)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は6,600,000円前後(時価総額:約125.58兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて40,000円高い水準です。
ビットコインは、58,000ドル~59,400ドル付近での推移となっています。

本日の記事では、オーストラリアの大手退職基金が仮想通貨での運用を検討しているとの話題や、米金融大手モルガン・スタンレーがGBTCの買い増しを実施していたことに関する話題を取り上げたいと思います。

【1】オーストラリアの大手退職基金、仮想通貨投資を検討中

オーストラリアの大手退職基金「Retail Employees Superannuation Trust(Rest Super)」が、仮想通貨への投資を検討していることが明らかとなりました。

Rest Superは、1988年に設立された運用資産468億ドル(約5兆4,000億円)以上、会員180万人を誇る年金基金のひとつです。

Rest Superの最高投資責任者アンドリュー・リル氏は、今月23日に開催された年次総会で、「インフレが高まる時代において、仮想通貨・ブロックチェーン技術は投資のポテンシャルを持っていると考えている」とコメント。仮想通貨を今後のポートフォリオにおける重要な一部として捉えていることを明かしました。

また同氏は、仮想通貨への投資に関して、近いうちに投資を実行するという段階ではなく、「注意深く、慎重に(carefully and cautiously)」進めると語っており、「ボラティリティが高い投資であるため、ポートフォリオの分散化として小規模の投資から始まるだろう」と総会の席で会員に説明しています。

ただし、年次総会後にRest Superの広報担当者はリル氏とされる声明を発表。その声明内で「会員の退職金を多様化する方法として仮想通貨を検討していることは確かだが、当面は投資を行わない」と言及した上で、「現在、いかなる決定を下す前に、この資産クラスについて広範な調査を行っている」と述べるなど、仮想通貨への投資を真剣に検討している様子を示しました。

なお、Rest Superが仮想通貨投資を実施した場合、同国内の退職基金としては初の事例となります。

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【2】米金融大手モルガン・スタンレー、GBTCの買い増しを実施

米金融大手「モルガン・スタンレー」が、米大手仮想通貨投資会社「グレイスケール・インベストメンツ」のグレイスケール・ビットコイン投資信託(GBTC)を買い増し、ビットコイン(BTC)へのエクスポージャーを拡大していたことが明らかとなりました。

モルガン・スタンレーが23日に米証券取引委員会(SEC)へ提出したポートフォリオの保有額に関する書類によると、同社が運用する2つのファンドがGBTCに投資しており、その一つである「Morgan Stanley Insight Fund」は、GBTCの保有数を2021年6月末の928,051口から9月末時点までに1,520,549口まで60%以上拡大させました。
また、もう一つの「Morgan Stanley Institutional Fund」は、9月末時点で5,105,832口のGBTCを保有しており、6月末と比べて、2つのファンド合計で264万口以上保有数が増加したことが明らかになりました。また、GBTCの現価格としては約140億円相当の増加となっています。

モルガン・スタンレーのジェームズ・ゴーマンCEOは、第3四半期(7月~9月)決算のオンライン会議で、仮想通貨について「一時的な流行で消えていくことはない。仮想通貨を支えるブロックチェーン技術は明らかに本物であり強力」と評価。投資事業に関しても、「現時点では、クライアントからの需要はそれほど大きくないが、今後それが変化すればビジネス方針も変わっていくだろう」と述べていました。

モルガン・スタンレーは今年4月頃からファンドを通じてGBTCへの投資を開始し、国内の大手金融機関としていち早く仮想通貨関連商品の提供を開始しています。
今年9月には、世界市場における仮想通貨やその他のデジタル資産の重要性の拡大を背景に、仮想通貨に特化した調査部門を新設。仮想通貨専門の調査チームを立ち上げています。

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本日、こちらからは以上です。

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