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米シリコンバレー銀行、事業停止を発表|「銀行は仮想通貨への関与に対して慎重になるべき」=パウエルFRB議長が証言

本日2023年3月13日(月)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は2,990,000円前後(時価総額:約57.74兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて230,000円高い水準です。
ビットコインは、日本時間13日午前10時頃にかけて22,820ドル付近へと上昇しました。現時点では22,300ドル付近に落ち着いています。

本日の記事では、米シリコンバレー銀行が事業の停止を発表した話題やパウエルFRB議長が銀行に対して仮想通貨への関与に慎重な姿勢を求めたことに関する話題を取り上げたいと思います。

【1】米シリコンバレー銀行、事業停止を発表

連邦預金保険公社FDIC)は10日、ベンチャー企業向け融資で知られる米銀行持ち株会社SVBファイナンシャル・グループ傘下の「シリコンバレー銀行(SVB)」が経営破綻に陥り、事業を停止したと発表しました。

シリコンバレー銀行は1983年に創業し、口座開設の容易さや迅速な対応からスタートアップ並びにベンチャーキャピタル(VC)分野からの支持を得ており、カリフォルニア州マサチューセッツ州内で17の支店を展開しています。

米連邦準備制度理事会FRB)によると、2022年末時点でのSVBの総資産は約2,090億ドル(約28兆円)に及び、資産規模は全米で16位となります。米銀の破綻としては、2008年9月の金融危機により破綻した米貯蓄金融機関「ワシントン・ミューチュアル」に次ぐ2番目の規模となります。

カリフォルニア州の金融当局は10日、同行が流動性不足に陥り、債務超過状態にあると認定し、FDICが破綻管財人となり預金保護を発動することとなったことを発表しました。なお、FDICが保護する預金額の上限は1口座当たり25万ドルとなります。

投資調査会社「Castle Hall」の調査によると、仮想通貨関連ファンドがシリコンバレー銀行に預けている金額は60億ドル(約8,040億円)以上に上ると見られており、その中には昨年11月より米連邦破産法11条(チャプターイレブン)に基づく破産手続き中の、米仮想通貨レンディング会社の「BlockFi(ブロックファイ)」の預金も含まれているようです。

jp.cointelegraph.com

【2】「銀行は仮想通貨への関与に対して慎重になるべき」=パウエルFRB議長が証言

米連邦準備制度理事会FRB)のジェローム・パウエル議長は、上院銀行・住宅・都市問題委員会の席上、仮想通貨領域には「多くの混乱が見られる」との見解を示し、銀行に対して関与には慎重になるべきと証言しました。

パウエル議長は、質疑応答の際、仮想通貨関連活動への評価について、「我々は詐欺や透明性の欠如、取り付けリスクのように、非常に大きな混乱を目にしている」と回答の上、FRBが監督・規制する金融機関に対して、「全ての仮想通貨空間とどのように関わりを持つかには慎重に、細心の注意を払うように」と述べました。
その一方で、「規制によって既存の企業に有利になるだけのような方法で、イノベーションを阻害することを、我々は望んではいない」とコメントし、経済全般に対するイノベーションの阻害となることは回避したいとの考えを示しました。

FRBは先月23日、米連邦預金保険公社FDIC)並びに通貨監督庁(OCC)と連名で、仮想通貨業界の脆弱性が従来型銀行にもたらす流動性リスクについての声明を発表。特に「仮想通貨関連会社が銀行に預ける預金のうち、その事業者の顧客の利益の為に預けるもの」と、「ステーブルコイン関連の準備金となる預金」の2点を挙げ、仮想通貨市場が銀行にもたらす主な流動性リスクとして、仮想通貨関連会社の資金を取扱う銀行に対してリスク管理の実施を推奨していました。

coinpost.jp

本日、こちらからは以上です。

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