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最大のGBTC投資家ARK Investment、保有額は400億円規模に|BTCの5万ドル突破は近い?コインベース・プレミアムは再び強気に

本日2021年2月16日(火)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は5,180,000円前後(時価総額:約96.50兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて約230,000円高い水準です。
50,000ドルを手前に上値が重くなる中、ビットコインは日本時間15日11時頃に45,850ドルへと急落。ただ、押し目買い意欲も強い中、売り一巡後は急反発に転じると、16日12時頃には一時49,582ドルまで値を戻しています。

本日の記事では、グレイスケール・ビットコイン投資信託(GBTC)の最大の保有者である米資産運用会社Ark Investment(アーク・インベストメント)の動向や、機関投資家の短期的な需給の把握に利用される「コインベース・プレミアム・インデックス」の動向を取り上げたいと思います。

 

【1】最大のGBTC投資家ARK Investment、保有額は400億円規模に

“破壊的イノベーションへの投資”に特化した米資産運用会社Ark Investment(アーク・インベストメント)による、グレイスケール・ビットコイン投資信託(GBTC)への投資の拡大傾向が続いています。

同社は現在、次世代インターネット分野への投資をテーマにしたETF(上場投資信託)「ARK NEXT GENERATION INTERNET ETF(ARKW)」にて、GBTCへの投資を行っています。

米証券取引委員会(SEC)に提出された資料によると、2020年第4四半期末における同社のGBTCの保有量は7,307,228GBTCに上り、前期比で約214万GBTCも増加。さらに、アーク社が日々公表している最新の保有資産状況によると、2月12日時点で保有量は8,344,053GBTCにまで拡大しており、全発行数の約1.2%を占める最大のGBTC投資家となっています。

なお、ARKWにおけるGBTCの投資ウエイトは2月12日時点で4.45%。また、GBTCは一口=0.000948BTCであるため、BTC換算すれば7,910BTC分に相当し、その価値は約400億円に上る計算となります。

成長分野に特化した投資を行うアーク社のETFは、近年急速に人気が高まっており、今年1月には約80億ドル(約8,400億円)、同2月も現在までに約70億ドル(約7,360億円)が流入しています。

分散されたポートフォリオを組む必要があるため、GBTCの投資ウエイトが現在の4%程度から大きく引き上げられることはないと思いますが、巨額の資金流入が続く限り、今後も同社が最大のGBTCの買い手となる可能性は高そうです。

coinpost.jp

【2】BTCの5万ドル突破は近い?コインベース・プレミアムは再び強気に

米電気自動車(EV)大手テスラによるビットコイン購入や、米信託銀行最大手バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)の仮想通貨カストディ事業への参入計画など、仮想通貨関連のポジティブな話題が相次ぐ中、先高期待が一気に高まっているビットコイン。

その一方で、RSIなどのオシレーター指標やデリバティブ市場のファンディングレート(資金調達率)などには過熱感が見られており、昨日は約3,000ドル幅のやや大きめな急落が見られました。

これに先んじて、仮想通貨データ分析企業CryptoQuant(クリプトクワント)のキ・ヨウジュCEOは14日に、機関投資家に人気の高い米大手仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)のプロ向け取引プラットフォーム「コインベース・プロ」における買い圧力が低下しているため、短期的には50,000ドルの突破は難しいと警鐘を鳴らしていました。

その根拠となったのは、コインベース・プロのビットコイン価格と大手仮想通貨取引所Binance(バイナンス)のビットコイン価格の差「コインベース・プレミアム・インデックス」が、14日に一時-45ドルまで下落したことです。同指数は機関投資家などの大口投資家による短期的な需給動向を把握するうえで注目されています。

なお、昨日の急落の際にはコインベース・プレミアム・インデックスは急騰し、一時+211ドルを付けるなど、再度プラスに転じていることから、機関投資家の押し目買い意欲は引き続き高いと言えそうです。

今後については、大口投資家による買いが入ったと見られる昨日の安値46,000ドル付近をサポートに、再び50,000ドルにチャレンジする展開が期待される一方、50,000ドル突破に時間が掛かりすぎるようであれば、一旦調整を挟んで仕切り直しとなる可能性も想定しておきたいところです。

 本日、こちらからは以上です。

 

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