本日2021年8月2日(月)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は4,300,000円前後(時価総額:約81.74兆円)です。
昨日の同時刻帯と比べて約300,000円安い水準です。
週末は41,000ドル~42,000ドルの狭い値幅で小動きが続いたビットコインですが、週明け朝方は売り優勢となり、日本時間2日10時頃に39,242ドルまで下落しています。
本日の記事では、米ウェルスフロントがロボアドバイザーサービスの投資対象に仮想通貨投資信託を追加した話題や、米決済大手ペイパルが英国での仮想通貨取引サービスの提供を計画しているとの話題を取り上げたいと思います。
【1】米ウェルスフロント、仮想通貨投信をロボアドサービスの投資対象に
米資産運用会社ウェルスフロント(Wealthfront)は7月29日、同社のロボアドバイザーサービスの投資オプションメニューに、ビットコインとイーサリアムの投資信託を追加したことを発表しました。米資産運用会社ウェルスフロント(Wealthfront)は7月29日、同社のロボアドバイザーサービスの投資オプションメニューに、ビットコインとイーサリアムの投資信託を追加したことを発表しました。
ウェルスフロントは、2008年に設立されたシリコンバレーのパロアルトを拠点とするロボアドバイザーサービスの最大手で、個人投資家に対して資産規模やリスク許容度に応じたポートフォリオの提案・構築、配当金の再投資、リバランスなどを自動的に行うサービスを提供しています。
同社の発表によると、数百に及ぶロボアドバイザーの投資オプションメニューに、今回新たに米大手仮想通貨投資会社グレイスケール・インベストメンツが提供する「Grayscale Bitcoin Trust(GBTC)」と「Grayscale Ethereum Trust(ETHE)」の2つの仮想通貨投資信託を追加しています。
これにより、投資家は米国株式や新興国株式、債券など様々なETFと共に、ポートフォリオの最大10%までGBTCとETHEを組み入れて運用を行うことができるようになります。なお、組み入れ上限を10%に制限した理由については、「他のETFよりもリスクが高く、変動が大きいから」と説明しています。 ウェルスフロントはプレスリリースで今回のメニュー追加について、「GBTCとETHEは投資オプションメニューを完成させるものだ。新たな仮想通貨投資オプションと劇的に拡張されたETFメニューによって、ウェルスフロントを全ての投資家の本拠地とすることがこれまで以上に簡単になった」と語っています。
【2】米決済大手ペイパル、英国で仮想通貨取引サービス提供を計画
米決済大手ペイパル(PayPal)が、英国へ仮想通貨取引サービスの市場拡大を計画していることが明らかとなりました。
ペイパルのダン・シュルマンCEOは2021年第2四半期の決済会見において、「私たちは仮想通貨での勢いに本当に満足し続けている。できれば来月にでも英国で取引を開始したいと思っている」と語り、英国での仮想通貨取引サービス提供の可能性に言及しました。
また、同氏はペイパルが7月15日に、プラットフォーム上での仮想通貨の週間購入上限を2万ドルから10万ドルに引き上げたことについても言及し、利用者に「仮想通貨を購入する際のより多くの選択肢と柔軟性」を提供することが目的だったと説明しています。
さらに、シュルマンCEOは「どうすればスマートコントラクトをより効率的に使うことができるのか。資産をデジタル化して、以前にはアクセスできなかった消費者にオープンにするにはどうすればよいだろうか。興味深いDeFi(分散型金融)アプリもいくつかある。そして私たちは一生懸命に取り組んでいる」と述べ、スマートコントラクトやDeFiの活用についても検討していることを明かしています。
なお、今月1日にはペイパルが新たにアイルランドで仮想通貨チームの立ち上げ準備を進めており、コンプライアンスやマネーロンダリング対策、事業開発など複数の部門で求人を行っていることが明らかとなっています。
アイルランドとの地理的な関係から、この新チームの立ち上げは英国進出に関連したものだと見られています。
本日、こちらからは以上です。