ビットコインの値動きや最新情報を、あなたに分かりやすく伝えたい

分かりやすさ重視で、技術的な説明は極力省きます。噛み砕きすぎて一部不正確だったり、解説に主観が交じったりもしますが、分かりやすさ重視のためとご理解ください。

中国がCBDCの促進に向け、春節期間中に1.8億元相当のデジタル人民元を配布|英中銀と財務省、デジタルポンド導入に向けた取り組みに言及

本日2023年2月8日(水)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は3,050,000円前後(時価総額:約58.80兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて40,000円高い水準です。
ビットコインは、日本時間8日午前10時過ぎにかけて23,400ドル付近へと上昇しました。
現時点では23,200ドル付近に落ち着いています。

本日の記事では、中国がCBDCによる消費促進に向けて春節期間中にデジタル人民元を配布していたことに関する話題や、英中銀と財務省がデジタルポンドの導入へ積極的に取り組む姿勢を示したことに関する話題を取り上げたいと思います。

【1】中国がCBDCの促進に向け、春節期間中に1.8億元相当のデジタル人民元を配布

中国現地メディアは、中国のCBDC(中央銀行デジタル通貨)による消費促進を目的に、旧正月の期間中に全国でデジタル人民元(e-CNY)を配布していたと報じました。

報道によると中国政府は、春節期間中に全国200ヵ所で補助金や消費クーポンなどのプログラムとしてデジタル人民元を総額1億8,000万元(約34.8億円)以上配布していたようです。

中国政府は、CBDCの利用促進に向けた目標を制定しています。
今回CBDCを配布した都市のひとつとなる蘇州市では、2023年末に2兆元(約38.6兆円)相当のデジタル人民元取引を行うという暫定的な重要業績指標を設定しています。
ただ、デジタル人民元の発足から2年が経過した段階での累積取引額は、1,000億元(約1.9兆円)を超えたばかりであることから、取引目標の達成は非常に困難と見られます。

中国人民銀行(PBOC)の元幹部からは、デジタル人民元がほとんど利用されていない現状について失望しているとの声も聞こえています。さらに、元PBOCのリサーチディレクターで現在清華大学の教授を務める謝平氏は、大学のカンファレンスにおいて、「デジタル人民元の累積取引額について「理想的な結果ではない」と指摘し、「利用率は低く、不活発な状態が続いている」と現状を悲観するコメントを残しています。

jp.cointelegraph.com

【2】英中銀と財務省、デジタルポンド導入に向けた取り組みに言及

BOEイングランド銀行)とHM Treasury(英国財務省)は4日、独自のCBDC(中央銀行デジタル通貨)に当たる「デジタルポンド」の導入に積極的に取り組む姿勢を示しました。

英メディア「テレグラフ」の報道によると、アンドリュー・ベイリーBOE総裁とジェレミー・ハント財務大臣は共同報告書で、「これまでの我々の作業に基づいて、イングランド銀行財務省は、将来的にデジタルポンドが必要になる可能性が高いと判断している」とコメント。更に、デジタルポンドのインフラ構築を確約するのは時期尚早とした上で、「更なる準備作業は正当なものだと確信している」との見解を示しました。

BOEは英国でのCBDCの導入は最短で「20年代後半」とコメントしています。一方で、関係者らはBOEがプロトタイプの構築と実証実験を開始するのは早くとも2025年になると予想しており、それまではCBDCの導入の可否について判断を下さないと見ています。

なお政府筋によると、2030年までに英国経済へのデジタルポンドの導入を成功させるためのロードマップを今週中に発表する予定のようです。
また、BOE財務省は、今後4か月間に渡り協議を重ねるとしており、企業や学術研究者、一般市民からCBDCに関する意見を募る予定も併せて明らかにしています。

coinpost.jp

本日、こちらからは以上です。

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。