ビットコインの値動きや最新情報を、あなたに分かりやすく伝えたい

分かりやすさ重視で、技術的な説明は極力省きます。噛み砕きすぎて一部不正確だったり、解説に主観が交じったりもしますが、分かりやすさ重視のためとご理解ください。

ロシア議会が国営仮想通貨取引所の設立を計画|日銀、メガバンク3社とCBDCの実証実験へ

本日2022年11月25日(金)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は2,200,000円前後(時価総額:約43.98兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて26,000円安い水準です。
昨日のビットコインは、概ね16,500ドル付近を中心とした小幅な値動きに終始いたしました。

本日の記事では、ロシアが国営の仮想通貨取引所の設立準備を進めているとの話題や、日銀がメガバンク3社とCBDCの実証実験を来春にも開始することに関する話題を取り上げたいと思います。

【1】ロシア議会が国営仮想通貨取引所の設立を計画

ロシアの現地メディア「Vedomosti」は23日、ロシア議会が国営の仮想通貨取引所の設立に向けた準備を進めていると報じました。

報道によるとロシアの下院議会では、同国の既存の仮想通貨法「デジタル金融資産関連法」の改正について、市場関係者と協議を重ねており、国営取引所の設立に向けた法的枠組みを定めた改定案を作成。政府と中央銀行に提出後、議論される予定となっています。
なお、ロシアの仮想通貨規制を巡っては、長い間財務省とロシア中央銀行に意見の相違がみられたものの、両社が協力して取引所設立に向けて取り組むようです。

ロシアの経済政策委員会のメンバーであるセルゲイ・アルツホフ氏は、仮想通貨について、「仮想通貨の存在を否定することは無意味だ。問題は、多くの仮想通貨が国家の規制の外で流通していること。国家予算にとって数十億ルーブル(数十億円)の税収が失われることに繋がる」とコメントしています。

なお、ロシアのプーチン大統領は、かねてより国内の商品やサービスの支払い手段として仮想通貨を使用することを禁止してきましたが、ウクライナ侵攻に対する経済制裁の影響を鑑み、これまでの姿勢を改め、仮想通貨やデジタル資産に関する法整備に積極的に取り組み、2023年初頭にも「デジタルルーブル」の導入を計画。中国との二国間決済に利用することも考えているようです。

coinpost.jp

【2】日銀、メガバンク3社とCBDCの実証実験へ

日本経済新聞は23日、日銀が中央銀行デジタル通貨(CBDC)「デジタル円」の利用を想定した実証実験の実施に向け調整をしていると報じました。

実証実験は、メガバンク3社の他、地方銀行と連携し、銀行口座でのCBDCの入出金や災害時などインターネットの利用できない環境での稼働を確認する予定です。実験期間は2023年春より2年間とし、2026年にもCBDC発行の可否を判断するとしています。

なお、日銀は現時点でCBDCの導入を決めいていないものの、黒田東彦総裁は今年1月、デジタル円を発行する計画はないとの立場を表明した上で、「個人的には26年までに判断できると思う」とコメントしていました。

CBDCの開発に関して、中国では既に一部地域でデジタル人民元を試験発行し、実際の買い物等に利用されています。また、米国でもFRB(米連邦準備理事会)の主導により、11月からニューヨーク連銀がシティグループなど民間銀行と実証実験を進めていることも報じられています。

coinpost.jp

本日、こちらからは以上です。

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。