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米NY連銀、CBDCの実証実験の調査結果を公表|BTCは独立性を有する国際的な資産=ブラックロックCEO

本日2023年7月7日(金)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は4,330,000円前後(時価総額:約84.20兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて50,000円安い水準です。
ビットコインは、日本時間7日午前9時過ぎにかけて29,700ドル付近へと
下落しました。現時点では30,000ドル付近に落ち着いています。

本日の記事では、NY連銀らが実施したCBDCの実証実験の調査結果に関する話題や、ブラックロックCEOが仮想通貨に肯定的なコメントを残したことに関する話題を取り上げたいと思います。

【1】米NY連銀、CBDCの実証実験の調査結果を公表

ニューヨーク連邦準備銀行のニューヨーク・イノベーション・センター(NYIC)は6日、中央銀行デジタル通貨(CBDC)による取引の円滑化と決済を目的としたシステムの実現可能性を検証する実験の調査結果を発表しました。

今回の実験は、ニューヨーク連銀が2022年11月に、米決済大手「マスターカード」や米信託銀行最大手「BNYメロン」、米金融大手「シティグループ」ら民間企業と共にCBDCの検証を実施すると発表していたものとなります。

今回の実験では、安全で効率的な決済にブロックチェーン技術が有効かについて、国内外の決済シミュレーションデータを用いたテスト環境で実施しました。
結果発表によると、既存の決済システムは効率的だが、特にスピード、コスト、決済プロセスにおいて一定の摩擦が残ると指摘しています。
技術面での成果について、スマートコントラクトを利用してプログラム可能である点を実証。効率的な流動性管理に役立つ可能性のあることを示しました。
事業面では、決済取引を同時かつほぼリアルタイムで決済可能な点や、1日24時間かつ土日祝日も決済を処理できる能力があることを把握したと記載しています。
また、法律面においては、更なる研究と分析を要するものの、現時点では現行法での運用において、解決できないような大きな課題は特定されなかったとしています。

今回の実験について、NYICのペール・フォン・ゼロウィッツ所長は、「中銀の視点から、今回の概念実証は、トークン化された規制下のお金の可能性を探ることに有益だった。また、中銀と商業銀行のデジタルマネーの運用に、ブロックチェーン技術がどのようなメリットを持っているかを理解することもできた」とコメントしています。

なお、ニューヨーク連銀は今回の発表について、米中銀の意見を反映したものではないと説明しており、米中銀によるCBDCの導入如何については現時点で未確定としています。

coinpost.jp

【2】BTCは独立性を有する国際的な資産=ブラックロックCEO

6月に現物型ビットコインETFの上場申請を行った米資産運用大手「ブラックロック」のラリー・フィンクCEOは、出演した番組で仮想通貨に対して肯定的なコメントを発表しました。

フィンク氏は5日、米ニュースチャンネル「Fox Business」に出演し、仮想通貨の役割について、「金をデジタル化すること」と語り、「ビットコイン(BTC)がそうであるように、資産や証券のトークン化を進めることができれば、金融に革命を起こすことができると信じている」とコメントしました。更に、「インフレヘッジとしてではなく、どこかの国の深刻
な問題に対するヘッジとして、或いは自国通貨の切り下げに対するヘッジとして金に投資するものだが、ビットコインは国際的な資産であり、どこかの通貨に基づいている訳ではない」とビットコインの独立性についても言及しました。

同氏は以前よりビットコイン懐疑派として知られており、ビットコインについて「市場としては未だにかなり規模が小さく、長期的に活用できる資産であることも証明されていない」など懸念点を指摘していました。

なお、フィンク氏は、米証券取引委員会(SEC)に申請中の現物型ビットコインETFに関して、「ブラックロックは規制当局との良い実績を持ち、緊密に連携しており、申請が承認されることを願っている」と話しています。

jp.cointelegraph.com

本日、こちらからは以上です。

 

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