ビットコインの値動きや最新情報を、あなたに分かりやすく伝えたい

分かりやすさ重視で、技術的な説明は極力省きます。噛み砕きすぎて一部不正確だったり、解説に主観が交じったりもしますが、分かりやすさ重視のためとご理解ください。

金融安定理事会が仮想通貨規制における9つの推奨事項を発表|仮想通貨投資ファンドへの資金流入が4週連続で増加

本日2023年7月19日(水)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は4,170,000円前後(時価総額:約81.08兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて10,000円安い水準です。
ビットコインは、日本時間19日午前2時過ぎにかけて29,600ドル付近へと
下落しました。現時点では30,000ドル付近に落ち着いています。

本日の記事では、金融安定理事会(FSB)が仮想通貨関連の規制・監督についての推奨事項を発表したことに関する話題とコインシェアーズが発表した週次レポートに関する話題を取り上げたいと思います。

【1】金融安定理事会が仮想通貨規制における9つの推奨事項を発表

G20(主要20ヵ国)の中央銀行・監督当局で構成される金融安定理事会(FSB)は17日、仮想通貨事業者や市場の規制・監督に関する9つの推奨事項を発表しました。

FSBは、昨年11月に破綻した仮想通貨取引所「FTX」について、内部統制が杜撰で顧客資産を流用していた事実を鑑み、顧客資産の保護と利益相反に関するリスクへの対応、当局間の国境を越えた協力を重要視するとして、次の9項目の推奨事項を発表しました。

・当局が適切な規制権限とツールやリソースを持ち、市場を監視していくこと
・総合的な規制フレームワークを構築すること
・当局間の国境を越えた協力や情報共有
・ガバナンスのフレームワークを構築すること
リスク管理フレームワークを構築すること
・データの収集、記録、報告をすること
・仮想通貨企業に多面的な情報開示を義務付ける
・仮想通貨業界にとどまらない金融リスクの波及を監視すること
・複数の機能を持つ事業者の利益相反やリスクへ対処すること

さらにFSBは、ドルなどの法定通貨に連動するよう設計されたステーブルコインについても、規制・監督に関する推奨事項を改訂。ステーブルコインを取扱う事業者に対して、経営が傾いた場合の再建・破綻処理計画を用意させておくことなどを盛り込んでいます。

coinpost.jp

【2】仮想通貨投資ファンドへの資金流入が4週連続で増加

英仮想通貨運用会社「Coin Shares(コインシェアーズ)」は17日、仮想通貨市場は14日までの1週間に、4週連続となる資金流入超過を記録したとの週次レポートを発表しました。

週次レポートによると、先週の仮想通貨投資商品への資金流入額は、1億3,700万ドル(約189.6億円)。過去4週間の資金流入の累計額は7億4,200万ドル(約1,027億円)に上り、2021年最終四半期以降で最大の資金流入額を記録しました。
この内、ビットコイン(BTC)への資金流入額は1億3,980万ドルとなり、全流入額の99%を占めました。一方、イーサリアム(ETH)は160万ドルの流出超過を記録しています。

また地域別には、米国での流入額が最も多く1億900万ドル(約150.8億円)、次いでカナダが2,830万ドル(約39億円)と資金流入は北米地域にのみ集中しています。一方、欧州ではスイスのみ330万ドル(約4.5億円)の流入がみられたものの各国とも概ねわずかな流出を記録しています。

コインシェアーズでは継続的な流入となった要因について、3年に渡る米リップル(Ripple)社と米証券取引委員会(SEC)による有価証券問題をめぐる裁判が、13日にリップル社の申し立てを一部認める形で判決が下されたことを受けて、リップル価格が上昇するなど、市場のポジティブなセンチメントが増加したことを挙げています。

blog.coinshares.com

本日、こちらからは以上です。

 

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。