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中国人民銀行総裁、デジタル人民元の取引額を公表|2023年第2四半期の業界レポートを発表=CoinGecko

本日2023年7月21日(金)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は4,180,000円前後(時価総額:約81.32兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて10,000円安い水準です。
ビットコインは、日本時間午前3時過ぎにかけて29,600ドル付近へと下落しました。現時点では29,800ドル付近に落ち着いています。

本日の記事では、中国人民銀行の易総裁が試験運用中のデジタル人民元について言及した話題や、仮想通貨情報サイトCoingeckoが発表した業界レポートに関する話題を取り上げたいと思います。

【1】中国人民銀行総裁、デジタル人民元の取引額を公表

中国人民銀行の易綱(イー・ガン)総裁は19日、中国の中央銀行デジタル通貨(CBDC)に当たるデジタル人民元(e-CNY)を利用した取引が、試験開始から1年半で総額2,500億ドル行われたことを明らかにしました。

易総裁はシンガポールでの会議に出席した際、2023年6月までに中央銀行デジタル通貨が1兆8,000億人民元(約35.1兆円)の取引を実施したことに言及。2022年1月にデジタル人民元を最初にロールアウトして以降、約1億2,000万個のウォレットから約9億5,000万回の取引が実行され、平均の取引額は約260ドルであったことを明らかにしました。

また、19日付のロイターの報道によると、易総裁は、6月末には約1兆6500億デジタル人民元が流通しており、これは中国の貨幣供給のわずか0.16%に過ぎないともコメントしたと報じています。

なお、今回明らかとなった2,500億ドルの取引量について、ロイターは2022年8月に発表された取引額から70%以上増加していると報じています。一方で、ビットコイン(BTC)が2022年に8兆2,000億ドルの取引を処理した実績を例に挙げ、世界最大のパブリック・ブロックチェーンが処理する額からは程多いとの見解も示しています。

jp.cointelegraph.com

【2】2023年第2四半期の業界レポートを発表=CoinGecko

仮想通貨情報サイト「Coingecko(コインゲッコー)」は18日、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)がパフォーマンスを伸ばしているとする2023年第2四半期の業界レポートを発表しました。

レポートでは、第1四半期の高揚感の後、仮想通貨市場は第2四半期に利益を固め、時価総額は2023年3月31日の1兆2,380億ドル(約172.3兆円)から6月30日には1兆2,400億ドル(約172.6兆円)へと0.14%の微増を記録しました。
価格面では、4月と5月は比較的静かな月となり、ビットコイン価格は30,000ドル、イーサリアムは1,900ドル前後での推移となり、それぞれBTCは6.9%上昇、ETHは6.0%の上昇を記録しています。
一方で、バイナンス(BNB)やリップルXRP)、カルダノ(ADA)はこの期間に二桁の損失を出しています。

この結果、ビットコインの仮想通貨全体の時価総額に対するビットコインの占有率を示すドミナンスは6月末時点で2年ぶりとなる52.15%と高水準を記録しました。
一方で、ビットコイン価格は第2四半期を通じて上昇傾向にあったものの、1日の平均取引高は四半期ベースで58.7%減少し、第1四半期の334億ドル(約4兆6,492億円)から第2四半期は138億ドル(約1兆9,209億円)へと減少を記録しています。

jp.cointelegraph.com

本日、こちらからは以上です。

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