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米スペースX社、保有するBTC総額3.73億ドル相当を売却か|北朝鮮のサイバー犯罪者、過去5年間で約20億ドル相当の仮想通貨を盗難

本日2023年8月21日(月)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は3,790,000円前後(時価総額:約73.82兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて20,000円高い水準です。
先週末のビットコインは、週後半にかけて25,300ドル付近へと下落
しています。現時点では26,000ドル付近に落ち着いています。

本日の記事では、米スペースXが2021年~2022年にかけて総額3.73億ドル相当のBTCを売却していた可能性についての報道や、過去5年間における北朝鮮のサイバー犯罪者による仮想通貨ハッキングの被害額に関する話題を取り上げたいと思います。

【1】米スペースX社、保有するBTC総額3.73億ドル相当を売却か

米経済紙ウォールストリートジャーナル(WSJ)は18日、イーロン・マスク氏が率いる米民間宇宙開発会社「スペースX」が2021年~2022年にかけて総額3.73億ドル(約540.8億円)相当のビットコイン(BTC)を売却していた可能性を報じました。

WSJ紙は、スペースXが上場企業ではないため、その金額や時期について明確ではないとした上で、同社は2021年と2022年にビットコインの保有高3.73億ドルを貸借対照表に記載していたものの、その後保有仮想通貨を売却したと報じています。
WSJは、2022年の総経費が約52億ドル(約7,540億円)、2012年と2022年の資産や設備の取得及び研究開発費用が54億ドル(約7,830億円)であることを示す同社の財務文書を確認したようです。

イーロン・マスク氏は2021年、スペースXと米電気自動車(EV)大手「テスラ」がビットコインを保有していることを明らかにしました。
テスラによるビットコインの保有額は2023年の第2四半期末時点で1.84億ドル相当と発表しています。同社は、2021年上半期に当時15億ドル分のビットコインを購入したものの、2022年7月までに75%に相当する30,000BTCを既に売却したことを明らかにしています。

coinpost.jp

【2】北朝鮮のサイバー犯罪者、過去5年間で約20億ドル相当の仮想通貨を盗難

ブロックチェーン情報プラットフォームでセキュリティツールを提供する「TRMラボ」は、北朝鮮のサイバー犯罪者による仮想通貨関連のハッキングに関する調査報告書を発表。過去5年間で約20億ドル相当の仮想通貨を盗難していたとの推測を明らかにしました。

TRMラボのデータによると北朝鮮は、2023年に約2億ドル(約290億円)の仮想通貨を盗難しており、これは今年の仮想通貨全体の被害額の20%に相当します。

北朝鮮によるサイバー攻撃は、他の悪意あるアクター(行為者)による攻撃の10倍以上と推定され、分散型金融(DeFi)エコシステムを狙い、大量の仮想通貨送金を処理している複数の規格の異なるブロックチェーンを繋ぐクロスチェーンブリッジに被害を与えているようです。

一方でTRMラボは、今年1月~3月期の盗難額は、2022年のどの四半期よりも減少しており、セキュリティ対策の向上やエクスプロイトと呼ばれるソフトウェアの脆弱性やセキュリティ上の欠陥を利用した不正プログラムによる被害が全体的に減少していると述べています。
また、平均ハッキング規模も、2023年第1四半期は、2022年同四半期の約3,000万ドル(約43.5億円)から約1,050万ドル(約15.2億円)に減少していることも明らかにしています。

ただTRMラボは、「残念ながらこの減少は長期的な傾向ではなく、一時的な猶予にすぎない可能性が高い」との見解を示しており、仮想通貨プラットフォームやユーザーから盗難される金額の大半を少数の大規模な攻撃が占めているため、被害総量が月ごとに大きく変動する可能性があるとも述べています。

jp.cointelegraph.com

本日、こちらからは以上です。

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。