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カナダ最大級の年金基金が仮想通貨投資を控えることを表明=英FT紙|9年間休眠していたクジラが90億円相当のビットコインを移動

本日2023年4月24日(月)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は3,700,000円前後(時価総額:約72.28兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて40,000円高い水準です。
ビットコインは、日本時間24日午前10時過ぎにかけて28,000ドル付近へと上昇しました。現時点では27,800ドル付近に落ち着いています。

本日の記事では、カナダの大手年金基金が仮想通貨セクターへの投資を控えることを表明した話題や、長期休眠中の大口保有者(クジラ)が90億円相当のビットコインを移動したことに関する話題を取り上げたいと思います。

【1】カナダ最大級の年金基金が仮想通貨投資を控えることを表明=英FT紙

英経済紙「フィナンシャル・タイムズ」は21日、カナダのオンタリオ州教職員年金基金(OTPP)が、仮想通貨取引所「FTX」の破綻を受けて、仮想通貨への投資を控える意向であると報じました。

OTPPは、約33万人の教員と学校職員の年金を提供しており、約1,900億ドル(約25.4兆円)を運用するカナダ最大級の年金基金です。

OTPPの最高経営責任者ジョー・テイラー氏は、フィナンシャル・タイムズのインタビューに対して、「また性急に仮想通貨セクターへ投資することは賢明ではない」とコメントしました。

この背景としてOTPPは、2021年10月にFTXと米国法人のFTX.USに7,500万ドル(約100億円)を投資。さらに、2022年1月には2,000万ドル(約26.8億円)を追加投資したものの、11月に経営破綻したことで約9,500万ドル(約127.3億円)の損失を計上しており、別の仮想通貨投資に急ぐのことは賢明ではないとの結論に至ったようです。

なお、OTPPによるとFTX関連での損失額は総資産の0.05%未満と影響は軽微としており、2022年を通じてプラスのリターンを達成しているようです。

OTPPと同様に仮想通貨セクターへ投資していた、カナダ第2位の年金基金となるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)でもFTXと同様に破産申請をした仮想通貨レンディング会社「セルシウス」へ約1.5億ドル(約201億円)を出資したものの回収困難となり、CDPQのチャールズ・エモンドCEOは「仮想通貨への投資は早すぎた」とコメントしていました。

coinpost.jp

【2】9年間休眠していたクジラが90億円相当のビットコインを移動

ブロックチェーン分析会社「Lookonchain」は21日、ビットコイン(BTC)を約10年間に渡り大量に保有していた大口保有者(クジラ)が、ここ数日間で90億円相当のビットコインを別のウォレットへ移動させていることを明らかにしました。

この大口保有者は、2012年10月と2013年5月に総額1,128BTCを受け取っており、当時のビットコイン価格はそれぞれ12ドルと195ドルでした。
Lookonchainの分析によると、クジラは21日に合計279BTCを3分割し、3つの新規アドレス宛に送金したとしています。
また、同社によると20日にも、9年超の間6071.5BTCを保有し続けていたクジラが、2071.5BTCを送金していたと分析しています。
なお、このクジラが6071.5BTCを受け取ったのは2013年12月としており、取得当時のビットコイン価格は663ドルでした。

長期の休眠期間から大量のビットコインが送金されるケースこれまでにも確認されており、送信先が取引所であった場合、近く売却を計画していることが予想されることから潜在的な売り圧力となる可能性があります。
ただ同社によると、今回の送金については、最近発生している原因不明の仮想通貨流出が影響していると見ており、ウォレットのハッキングを懸念した大口保有者が古いウォレットから新しいウォレットへと資金を避難なせている可能性があるとの見方を示しています。

coinpost.jp

本日、こちらからは以上です。

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