本日2023年11月27日（月）時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は5,560,000円前後（時価総額：約109.25兆円）です。
昨日の同時刻帯と比べて60,000円安い水準です。
ビットコインは、日本時間27日午後12時過ぎにかけて37,200ドル付近へと下落しました。現時点では37,300ドル付近に落ち着いています。
本日の記事では、オーストリアの大手銀行が来年中を目途に仮想通貨取引サービスの提供を開始するとの話題や、韓国中銀が2024年第4四半期にCBDCの試験運用を実施することに関する話題を取り上げたいと思います。
【１】オーストリアの大手銀行がBTCなど2024年中に仮想通貨取引を提供へ
オーストリアに拠点を置く「Raiffeisen Banking Group Austria（RBG）」の子会社「ライファイゼン・バンク・インターナショナル（Raiffeisen Bank International AG）」は、2024年にビットコイン（BTC）やイーサリアム（ETH）など仮想通貨取引サービスの提供を開始する予定と明らかにしました。
RBGは、1886年にオーストリアのミュールドルフで開業した欧州で最も古い銀行のひとつです。2023年6月末時点でのライファイゼン・グループの預金残高は2,470億フラン（約41.8兆円）、貸出額は2,190億フラン（約37兆円）を有しています。
同行は今年4月、仮想通貨取引所「Bitpanda（ビットパンダ）」と提携。当初は、来年1月末までに顧客へ仮想通貨取引サービスの提供を開始することを計画していました。
同行のイノベーション責任者カート・チャダ氏はサービス提供について、まずオーストリアの人口の約1/4が住むウィーンの顧客へ提供する予定としています。
また、ビットパンダのルーカス・エンツァースドルファー・コンラッド副CEOは、取扱銘柄について、同社が提供するデジタル資産全範囲とし、2,500以上の仮想通貨を含むと語っていました。更に同氏は、ライファイゼンが一般投資家、プライベートバンキング、法人顧客を含むすべての顧客層に、仮想通貨サービスを提供する意向を明らかにしているとも語っています。
【２】韓国中銀、2024年第4四半期に10万人規模のCBDC試験運用を実施予定
韓国の中央銀行に当たる韓国銀行（BOK）は23日、2024年第4四半期に3ヵ月間に及ぶ10万人の韓国市民を対象とした中央銀行デジタル通貨（CBDC）の試験運用を開始すると発表しました。
同国の英字新聞「コリアタイムズ」の報道によると、この試験運用プログラムは、CBDCの発行と流通の実現可能性と効果を評価することを目的に、KOBと同国の金融規制当局に当たる金融サービス委員会（FSC）、金融監督院（FSS）が共同で実施する予定です。
参加者は、同国人口の約0.2％に当たる10万人となり、商業銀行がCBDCとして発行したトークンを利用して商品を購入することとなります。
なお、今回の試験では、CBDCの保管や交換、他のユーザーへの送金は出来ないよう制限しているようです。
先進国の中央銀国の多くは近年、消費者による現金の利用頻度の減少を受けたデジタル決済手段の増加に向けた対応策としてCBDCの開発を模索しています。韓国でも2021年12月に模擬環境でのCBDCの発行・配布などの機能テストを既に完了していました。
本日、こちらからは以上です。
