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米マイクロストラテジー、470億円相当のBTC追加購入を発表|米金融大手フィデリティ、カナダで現物ビットコインETFをローンチの予定

本日2021年12月1日(水)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は6,400,000円前後(時価総額:約122.22兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて26,000円安い水準です。
昨日のビットコインは、概ね56,000ドル~59,000ドル付近での方向感に乏しい値動きとなっています。現時点では57,000ドル付近に落ち着いています。

本日の記事では、米ソフトウエア会社マイクロストラテジーが470億円相当のビットコインを追加購入した話題や、金融大手フィデリティが2日にカナダでビットコインETFをローンチする予定に関する話題を取り上げたいと思います。

【1】米マイクロストラテジー、470億円相当のBTC追加購入を発表

米ソフトウエア会社「MicroStrategy inc.(マイクロストラテジー)」は29日、4.14億ドル(約470.7億円)相当のビットコインを追加購入したことを明らかにしました。

同社のマイケル・セイラーCEOの発表によると、新たに購入したビットコインは7,002BTCで、平均取得価格は59,187ドルとなります。これにより、同社の保有するビットコインは合計121,044BTCで、これまでの購入価格の総額は35億7,000万ドルに上り、平均購入価格は約29,534ドルとなっています。

なおマイクロストラテジーは10月1日~11月29日の間に、571,001株の自社株を1株あたり732.16ドルで売却。合計4億1,440万ドルの現金を調達し、ビットコインの購入に充てたようです。

同社は、2020年8月よりビットコインを準備資産として保有を開始し、直近では第3四半期中に8,957BTCを追加購入したことを決算報告の中で明らかにしています。
マイケル・セイラーCEOは決算説明会の席上、「マイクロストラテジーは、114,000BTC(現時点で121,044BTC)を超えるビットコインを持ち、世界で最もBTCを保有する上場企業だ。私たちは、ビットコイン戦略を実行するために追加資本を調達する機会を引き続き評価していく」とコメント。同CEOはビットコインの売却も否定しており、今後さらにビットコインの保有を増やす考えを示していました。

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【2】米金融大手フィデリティ、カナダで現物ビットコインETFをローンチの予定

米金融大手「フィデリティ」が、今月2日にカナダで現物のビットコインETFをローンチする予定であることが明らかとなりました。
これによりフィデリティは、ビットコインETFを運用する世界最大規模の資産運用会社になるとみられます。

このETFの名称は「Fidelity Advantage Bitcoin ETF」。機関投資家向けの現物ビットコイン(BTC)運用の上場投資信託として、2日にトロント証券取引所に上場する予定です。
カストディアンは、先月17日にカナダの規制当局から許可を受けた同社のカナダ法人のクリアリングハウス「Fidelity Clearing Canada(FCC)」が担います。これは、カナダ国内の企業として初のデジタル資産に関するカストディアンの事例となります。

フィデリティは、今年3月に米国の伝統的金融会社として初めてビットコインETFの目論見書を米証券取引委員会(SEC)に提出した経緯があり、更に9月にはフィデリティ・デジタル・アセットのトム・ジェソップCEOなど会社幹部が、米SECと話し合いの場を持ち、ビットコインETFの承認を促していました。

しかし、米SECが先物ベースのETFを承認する一方で、現物のETFを当面承認する意思がないとみられている中、今年3月に北米で初めてビットコインETFを承認したカナダの方が仮想通貨を巡る規制状況が進展しているとフィデリティは判断し、今回同国でのETFのローンチに至ったようです。

なお、米SECでは先月12日にも米資産運用会社「VanEck(ヴァンエック)」が申請していたビットコイン現物ETFに対して、相場操縦や詐欺行為を防止するよう設計されておらず、投資家と公共の利益を保護するという要件を満たしていないため、「非承認」の判断を下しており、専門家の間では現状、現物のビットコインETF承認の可能性は低いとみられています。

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本日、こちらからは以上です。

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