本日2021年12月6日（月）時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は5,500,000円前後（時価総額：約104.91兆円）です。
昨日の同時刻帯とほぼ同水準で推移しています。
先週末のビットコインは、日本時間4日14時過ぎにかけて、約2ヵ月ぶりとなる45,120ドル付近へと急落しました。現時点では49,000ドル付近に落ち着いています。
本日の記事では、米資産運用会社ウィズダムツリーが、投資顧問向けの仮想通貨指数ファンドの提供を開始することを発表した話題や、米保険大手マスミューチュアル傘下の企業が、イーサリアムの投資サービスの提供を発表したことに関する話題を取り上げたいと思います。
【１】米ウィズダムツリー、投資顧問向けの仮想通貨指数ファンドを提供
米資産運用会社「WisdomTree Investments, Inc.（ウィズダムツリー）」と米投資顧問会社「Ritholtz Wealth Management（リソルツ）」は3日、投資アドバイザー向けの仮想通貨指数ファンドの立ち上げを発表しました。
ウィズダムツリーは資産運用会社として個人投資家および機関投資家向けに上場投資信託（ETF）を提供。米国や欧州を中心に事業展開を行っており、同社の運用資産は8.5兆円に及びます。
リソルツはニューヨークに拠点を置く投資顧問会社で、富裕層、企業の退職金制度、基金、慈善財団などにファイナンシャルプランニングと資産管理サービスを提供しており、運用資産は2,000億円を超えます。
両者が新たに提供する仮想通貨指数ファンドの名称は「RWM WisdomTree Crypto Index」。投資対象は、ビットコイン（BTC）に36％、イーサリアム（ETH）に20％、残る44％については、決済システムやスマートコントラクトを含むレイヤー1のネットワーク、レイヤー2プロトコル、オラクルネットワーク、DeFi（分散型金融）、仮想通貨指数サービス、およびメタバース（仮想現実空間）の分野から11銘柄を選出し、各4％ずつ配分することとしています。なお、運用比率については、市場の進化に合わせて定期的に見直されるとしています。また、各銘柄への投資については米仮想通貨取引所「Gemini（ジェミニ）」が取引及びカストディサービスを提供する予定です。
リソルツのリサーチ責任者マイケル・バトニック氏は、新ファンドの発表に際し、「デジタル資産、ブロックチェーン、DeFi、メタバース、Web3.0技術の大量採用の機運は成熟した。投資コミュニティがデジタル資産にアクセスできるようにすることは、リソルツがさらに幅広い影響を与えるエキサイティングなチャンス」とコメントしています。
【２】米保険大手マスミューチュアル傘下企業、ETHの投資サービス提供を発表
米大手生命保険会社「MassMutual（マスミューチュアル）」傘下のフィンテック会社「Flourish（フローリッシュ）」は2日、投資顧問会社向けにイーサリアム（ETH）の投資サービスを提供することを発表しました。
今回、フローリッシュは今年９月にローンチした「Flourish Crypto」という仮想通貨サービスプラットフォームに、イーサリアムを追加。Flourish Cryptoでは、今年9月にビットコイン（BTC）の投資サービスの提供が開始されており、今回イーサリアムへの対応は2銘柄目となります。
Flourish Cryptoは、400以上の投資顧問会社（総資産1兆ドル以上）で既に使用されている同社の「Flourish Platform」上に構築され、投資顧問会社のウェルスマネージャーはFlourish Cryptを通じて、顧客に直接暗号通貨投資を提供できるようになっています。
Flourish Cryptoには平均運用資産残高が約10億ドル（約1,130億円）に及ぶ数十社の投資顧問会社が加入しています。Flourish Cryptoでは主に、顧客によるビットコイン・イーサリアムの売買に加え、同社と提携する米仮想通貨インフラ会社「Paxos Trust Company」がFlourish Crypto口座のカストディサービス（口座内の全資産を含む）を提供しています。
利用者はオンライン上から数分間で口座開設ができ、ビットコインやイーサリアムを24時間365日、流動性に制限はなく、最低100ドルから取引することが可能となります。
フローリッシュの責任者ベン・クリュクシャンク氏はサービス提供に当たり、「多くの投資顧問会社はビットコインとイーサリアムの両方に興味を持っており、多くの企業が規制やコンプライアンスに関するサポートを求めている。仮想通貨投資を業務に取り入れるために必要なツールやリソースは今すぐ利用できる」と述べています。
本日、こちらからは以上です。
