本日2022年2月4日（金）時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は4,200,000円前後（時価総額：約81.34兆円）です。
昨日の同時刻帯と比べて50,000円高い水準です。
ビットコインは、日本時間4日午前6時にかけて36,270ドル付近へと下落したものの、その後は値を戻し現時点では37,000ドル付近に落ち着いています。
本日の記事では、米アルファベット社が主力サービスにブロックチェーン技術の活用を検討しているとの話題や、米IT大手メタが決算発表でメタバース部門の大幅赤字を発表したことに関する話題を取り上げたいと思います。
【１】米アルファベット、主力サービスにブロックチェーン導入を検討
米仮想通貨関連メディア「Blockworks」は1日、米IT大手「Google LLC（グーグル）」の親会社「Alphabet Inc.（アルファベット）」のサンダー・ピチャイCEOが、「確実にブロックチェーン技術に注目している。幅広い応用が可能な、興味深く強力な技術だ」と発言したと報じました。
ピチャイCEOは、アルファベットの第4四半期（10月～12月）決算説明会で、次世代インターネット「Web3.0（分散型ウェブ）」に関する質問の回答として、ブロックチェーン技術に言及。拡張現実（AR）を現行サービスの「Google Map」や「YouTube」で、どのようにブロックチェーンを利用出来る可能性があるかを検討している段階だと述べました。
さらに、同氏によるとアルファベットのクラウドチームは、ブロックチェーンベースのプラットフォームを介して「顧客のニーズをサポート」する方法を検討しているようですが、詳細な内容については明らかにしていません。
アルファベットの第4四半期の売上高は前年同期比32％増の753億3,000万ドル（約8兆6,600億円）となり、予想を上回る好業績を残しています。
ピチャイCEOは、「テクノロジーはこれからも進化し、革新を続けていくだろう。我々は革新のプロでありたいし、そのようにアプローチしていきたい」と語っています。
なお、アルファベットグループの最近の動向として、グーグルでは、ブロックチェーン技術の開発を担う新チームを設立。同社のコマース部門では、仮想通貨関連企業との連携を模索していることが報じられています。
また、YouTubeのスーザン・ウォジスキCEOは先週末、「YouTubeのエコシステムを拡大することに常に注力しており、クリエイターとファンのYouTubeでの体験を引き続き強化していきます」とコメント。詳細に触れていないものの、クリエイターの新たな収入源として、同プラットフォームでNFTグッズを販売可能とすることを検討しているとみられています。
【２】米IT大手メタ、メタバース事業部門の大幅赤字が明らかに
米IT大手「Meta Platforms, Inc.（メタ）」（旧フェイスブック）は2日、2021年第4四半期（10月～12月）の決算報告を発表。仮想空間「メタバース」事業部門が33億ドル（約3,7900億円）の損失を計上したことを明らかにしました。
公表によると、同社のメタバース事業を担当する「Reality Labs」は、2019年以降損失が上回る状態が続いており、昨年は売上高22億7,400万ドル（約2,610億円）に対して、101.9億ドル（約1兆1,700億円）の純損失を記録しました。
同社のマーク・ザッカーバーグCEOは決算発表の席上、Reality Labs部門における大規模な技術開発など先行投資がかさんだことに言及の上、同部門の「黒字化は先になる」との見通しを示しました。
また、同氏は「リール（動画投稿機能）、コマース（ショップ機能）、バーチャルリアリティなど、多くの重要な成長分野でこの1年進展があったことに勇気づけられている。メタバース構築に向けて動く中で、2022年もこうした分野やその他の優先課題に投資を続けていく」とコメント。メタバースは同社の優先事項であり続けることを強調しました。
なお、メタ社全体での2021年第4四半期の売上高は336.7億ドル（約3兆8,700億円）と、アナリストらによる事前予想の334億ドル（約3兆8,400億円）をわずかに上回りました。一方、2022年第1四半期の売上予想は270億ドル（約3兆1,050億円）～290億ドル（約3兆3,300億円）と事前予想の302億ドル（約3兆4,700億円）を下回る見通しとなっています。
本日、こちらからは以上です。
