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大多数のトレーダーが弱気相場でもビットコインを売却せず|仮想通貨取引所のビットコイン取引量報告に実際との乖離が=フォーブス

本日2022年9月5日(月)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は2,800,000円前後(時価総額:約53.05兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて10,000円安い水準です。
先週末のビットコインは、概ね20,000ドルを中心とした小幅な値動きとなりました。
現時点では19,700ドル付近に落ち着いています。

本日の記事では、大多数のトレーダーが弱気相場の続く中、ビットコインをHODLしているとの話題や、仮想通貨取引所が報告しているビットコインの取引データが、実際の取引量と乖離しているとの報道に関する話題を取り上げたいと思います。

【1】大多数のトレーダーが弱気相場でもビットコインを売却せず

仮想通貨メディア大手「Cointelegraph」は、複数の取引関連データを分析し、仮想通貨価格の崩壊と弱気相場が続く中、大多数のビットコイン(BTC)トレーダーは、1年以上に渡り「ホドリング」戦略を継続しているとの分析結果を発表しました。

取引分析プラットフォーム「TipRanks」のデータによると、ビットコインが弱気のままである中、62%のウォレットでビットコインを1年以上保有していることが判明しました。一方、32%のウォレットでは1ヵ月~1年間保有しており、保有期間が1ヵ月に満たないウォレットはわずか6%に過ぎませんでした。

また同データによると、現在のビットコイン保有者のうち48%が利益を得ている一方、同数の保有者が損失を出しているとの分析結果も明らかにしています。
更に先月18日のオンチェーン指標によると、ビットコイン供給の24%が最低5年間手つかずのままとなっているとのデータも明らかとなり、弱気相場においても長期保有者が売却する意思がないことを示していると分析しています。

市場調査プラットフォーム「Appinio」が実施した最近の調査においても、ビットコイン・トレーダーの55%が保有を継続しており、ビットコインを売却したのはわずか8%との結果を示しています。
また同社は、「米国の投資家の33%が仮想通貨に投資している」、「投資家の40%がビットコインが今後3ヵ月間に最高の投資機会を提示すると信じている」との分析結果を発表し、大多数のトレーダーの投資信念が依然強いことを示唆していると述べています。

jp.cointelegraph.com

【2】仮想通貨取引所のビットコイン取引量報告に実際との乖離が=フォーブス

米経済誌「フォーブス」は、157に及ぶ仮想通貨取引所らが報告しているビットコイン(BTC)の取引データが、実際の取引量から大きく乖離しているとの記事を報じました。

記事によると、小規模の取引所のビットコイン取引量は報告されたものよりも約95%少なく、バイナンスやBybitなど規制当局の監視がほとんどない取引所を運営している会社は、分析済みの量の倍以上(890億ドル(約12.4兆円)に対して2,170億ドル(約30.3兆円))を持っていると主張の上、「報告された取引高の半分以上は、偽物か非経済的なものである可能性が高い」と指摘しました。

また、「業界の世界的な1日のビットコイン取引高は、6月14日に1,280億ドル(約17.9兆円)だった。これは、複数のソースから自己申告した出来高を合計して得られる2,620億ドル(約36.6兆円)よりも51%少ない」とも述べています。

さらに、ビットコインで報告された取引量が信用できない場合、さらに小さな仮想通貨の指標は、より多く割り引かれなければならない」と主張の上、「取引高は投資家の関心を示す最も測定可能な兆候の1つだが、実際よりもはるかに多くの需要があることを初心者の投資家に納得させるために簡単に操作できてしまう」とコメントし、数字の信憑性を高めるような規制上の監視を受けていない現状について警鐘を鳴らしています。

jp.cointelegraph.com

本日、こちらからは以上です。

本ブログはビットコインなどの情報提供を目的としますが、内容の正確性を保証するものではありません。仮想通貨の取引はご自身の判断で行なってください。