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金融安定理事会、仮想通貨規制に関する勧告の策定へ|マイクロソフト、クラウドサービスを利用したマイニングを禁止

本日2022年12月16日(金)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は2,390,000円前後(時価総額:約46.03兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて40,000円安い水準です。
昨日のビットコインは、概ね17,400ドル付近での方向感に乏しい値動きとなりました。

本日の記事では、金融安定理事会(FSB)が来年初頭にも仮想通貨業界を規制するための厳格な提案を実施する計画との話題や、米マイクロソフトクラウドサービスを利用したマイニングの禁止を利用規定に明記したことに関する話題を取り上げたいと思います。

【1】金融安定理事会、仮想通貨規制に関する勧告の策定へ

金融安定理事会(FSB)は、2023年初頭に仮想通貨業界を規制するための厳格な提案と勧告を実施する計画であることが明らかとなりました。

FSB、Financial Stability Board)は、世界の金融システムを監視する国際グループとして2009年4月に設立。主要25ヵ国・地域の中央銀行や金融監督当局、財務省IMF国際通貨基金)、世界銀行等の代表が参加しています。

英経済紙「フィナンシャル・タイムズ」によると、FSBは来年の早い時期に仮想通貨を規制するための措置を策定すると報じています。この中で、FSBの事務局長を務めるディートリッヒ・ドマンスキー氏は、「リスクに対処することが急務」と述べた上で、「仮想通貨規制の勧告を作成する主な目的は、仮想通貨プロジェクトが銀行と同様のサービスを提供している場合、銀行と同じ基準にすることであると指摘しました。
また、FSBの担当者は、そうした一定の規則・規制があれば、「テラやFTX」の崩壊の様な事象を防止できたとも語っています。

FSBは、世界の規制当局が今後数ヵ月以内に最初の勧告を実施するためのスケジュールを作成するとし、勧告後はFSBで合意された規則がさまざまな国や規制当局により法律として制定される可能性もあります。

jp.cointelegraph.com

【2】マイクロソフトクラウドサービスを利用したマイニングを禁止

英国のITニュース誌「The Register」は15日、米IT大手「マイクロソフト」がオンラインサービスでの仮想通貨マイニングを密かに禁止していたと報じました。

同社は今月1日、利用規定を更新し「マイクロソフトの事前承認なしに仮想通貨をマイニングすることは禁止されている」と明記しました。

マイクロソフトは仮想通貨マイニングの制限について、ユーザーに混乱や障害をもたらす可能性や、サイバー詐欺、不正使用攻撃、顧客リソースへの不正アクセスなどのリスクからオンラインサービスを保護することを目的としているとして、クラウドコンピューティングの企業向け商用サービス「マイクロソフト オンライン サービス」のいずれかをマイニングの為に使用する場合、書面による事前承認を得ることを利用者に求めています。
一方で、セキュリティ検出の為のテストや研究目的での仮想通貨マイニングについては許可を発行する可能性があるとしています。

マイクロソフトによる唐突な今回の包括的禁止令の発表について一部報道では、仮想通貨業界がスキャンダルに悩まされ、多くのトークンの価値が歴史的な高値を大きく下回る状況が続く中、今後マイニング業者によるクラウド利用料金の不払いが多発することを警戒しているのではないかとの推測もされています。

jp.cointelegraph.com

本日、こちらからは以上です。

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