本日2022年12月23日(金)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は2,200,000円前後(時価総額:約42.99兆円)です。
昨日の同時刻帯とほぼ同水準で推移しています。
ビットコインは、概ね16,800ドル付近に落ち着いています。
本日の記事では、ブラジルのボルソナロ大統領が、国内での支払い手段として仮想通貨の利用を合法化するとの話題や、米マイニング大手企業のコアサイエンティフィックが、テキサス州で米連邦破産法11条の適用を申請したことに関する話題を取り上げたいと思います。
【1】ブラジル大統領が仮想通貨法案に署名
ジャイル・ボルソナロ大統領は22日、ブラジル国内での支払い手段としての仮想通貨の使用を合法化する法案に署名しました。
仮想通貨法案は、サービスの決済手段及び投資資産としての仮想通貨を認めることを目的として、先月末に下院で承認後、11月29日に大統領へ法案を送り署名を待つ状態となっていました。
法案によると、エルサルバドルとは異なり、ブラジル国民は仮想通貨を「法定通貨」として使用することは出来ませんが、新たな法案ではビットコイン(BTC)や仮想通貨をブラジルの合法的な支払方法として定義することとなります。
また、仮想通貨サービス提供者のライセンス体制を確立し、デジタル資産を利用した詐欺に対する罰則を規定するとしています。
仮想通貨法は180日後(2023年6月頃)に発効される可能性が高いと見られます。
なお同国では、ボルソナロ現大統領の任期が今月31日までと迫っており、1月1日よりルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルバ氏が次期大統領に就任予定です。ルラ次期大統領は、2003年から2期8年に渡って大統領を務めており、仮想通貨やブロックチェーン技術の利用に寛容な姿勢を示していたとの話もあります。
【2】米マイニング大手コアサイエンティフィックが破産申請か=CNBC
米ビジネスニュースチャンネル「CNBC」は20日、北米最大のマイニング企業「コアサイエンティフィック」が、テキサス州で米連邦破産法11条(チャプターイレブン)に基づいた破産申請をしていると報じました。
コアサイエンティフィックは、テキサス州中央部のオースティンに拠点を置く大手マイニング企業で、テキサス州、ジョージア州、ケンタッキー州、ノースカロライナ州、ノースダコタ州に大規模な採掘拠点を有し、主にビットコイン(BTC)のマイニング事業を展開しています。
CNBCは、コアサイエンティフィックのキャッシュフローは、リースによる設備投資の債務を返済するには不十分であることから、破産申請を申し出たと報じています。
また、関係筋の情報として、同社は破産申請後もマイニング設備を清算せず、採掘事業を継続しながら収益を債務返済に充てる計画のようです。
なお、主な債権者は、米大手保険会社「MassMutual」や仮想通貨融資会社「BlockFi」、投資銀行Bライリー・ファイナンシャル等となり、負債額は合計で約10億ドル(約1,320億円)に上ると見られます。
同社は2021年にかけて大規模な設備拡張を実施してきたものの、ビットコイン価格の下落やマイニング業者間での競争の激化、エネルギーコスト増加の影響により収益性が悪化し、経営難に陥っていました。
本日、こちらからは以上です。